- 03/25 ブログ引っ越しました。
- 02/21 イコプ、その人である。
- 01/20 あけましておめでとうございます!
- 12/15 知らフレギャプ問
- 11/28 切り取れ、あの祈る達人クエストを
This is new entry
メギストリス配信クエのネタバレがあります!!!
「はぁ…はぁ…」
ある日、いつもと変わらぬメギストリス城に、1人の男が現れた。
「やっと、着いた。メギストリス…」
彼は裸同然の様相で、その身体は薄汚れ、表情は暗く、ぼんやりと俯いていた。
不安げに見守る衛兵を目にも止めず、男はトボトボと階段を昇る。
ふらつく足が、今にも膝から折れてくずれ落ちてしまいそうだった。
男は、王室のドアを開けた。
最後の力を振り絞るように、王子の前に立つと、ぴしりと敬礼した。
「ーラグアス王子、お久しぶりです」
彼の名はイコプ。
神に使え、御心の導くままに民を導き、救世を目指す。
そんな信心深い、1人の僧侶だった。
そんな彼に転機は突然訪れた。
「おっ君!良いもん持ってるねえYouスターになっちゃう?」
「えっなります」
とても良い笑顔で返事をしたその瞬間から、彼は信心を捨て踊り子になった。
そして、今思えば怪しげなドワーフにおだてられるままに、高い授業料を払っていくつかの踊りを覚えたのだ。
気づくと、財産は全てなくなり、レッスン料の支払いのために蓄えを手放し、そして最後には衣服すら質に入れていた。
文字通り、身ぐるみが剥がされたイコプは、ある日突然もぬけの空となったテントを見て、ようやく気づいたのだ。自分が、だまされていたことに。
ーしかし、彼は希望を捨てなかった。
確かに、財産は失った。しかし、それに引き換えに得たものもあった。
血の滲むような厳しいダンストレーニング。
たとえ詐欺のようなレッスンであったとしても、そこで彼が得ようとした技術は、彼に取ってかけがえのない本物であった。
激しい練習の末、足の皮には幾重にも破れ、新しく作られた血豆が幾重にも重なり、鉄のように固くなっていた。
その足の痛みを感じるたび、イコプは確信していた。
私は全てを失ったわけじゃない。私は全てを、踊りに捧げたのだと。
そして、栄養失調の身体にムチを打つように、イコプは歩きはじめた。
オーグリードから、メギストリスまで。
自分の踊りが、世界に通用することを示す為に。
娯楽と芸術が融合する大陸、オルフェア大陸における首都王国ーその王に、自分の踊りを認めさせる。
それが、イコプの最大のーそして、最後の希望だったのだ。
「イコプさん、いったいどうしたんですか、そんな姿になってー」
「王子ー、いや、もう私に多くを語る力は残っていません。ただ、この踊りだけを見ていただきたい。私が何を失って、そして求めて、そして今、何を得たのかを」
「イコプさん…」
「大地に降り注ぐ、万物の大元たるエネルギー…」
「ー太陽の、踊り!」
「イコプさんそういえば、そんなことより大変なんです」
「そんなこと」
「予知夢を見たんですーオルフェアが危ない、またいつものように助けてくださいませんか」
「しかし私は踊りに命を捧げると誓った身もはや暇な時間など少しも」
「助けてくれれば報酬を出しましょう」
「やりましょうとにかくお金を下さいませ何でもやります」
ラグアス王子はどうやら悪い悪霊的なものたちがメギストリスを襲おうとしていることに気づいたようだ。
イコプは生活のため、世界を救うため、そして踊り子として大成するためー。
再び冒険者になることを決めたのだった。
踊り子イコプ。
無一文はだか一貫、そして踊り子レベル1。
果たしてメギストリスを救うことが出来るのかー。
イコプさんが自分で決めた、しばりプレイのルール
1 踊り子レベル1、装備なしからスタート(アクセサリは使用可)
2 ソロでのプレイに限る
3 0ゴールドからスタート。お金は1から稼いで使用
上記条件のもと、メギストリス配信クエのクリアを目指します!
がんばるぞ!
外に出た。
気づけば、夜があけていた。
冷たい朝靄を全身で浴びて、イコプは走り出した。
(サーバー21)
城下町を通り抜ける。
そこには多くの冒険者達が居る。
全裸であることに幾ばくかの恥を感じた。
「まずは装備を整えよう。その為にはゴールドが必要だ」
悪霊がでるというオルフェアまで、歩くことにする。
なぜなら電車賃も無いので、歩くしかないである。
さらに、この道中の敵を倒しながら行く事で、経験値も稼げてお金も稼げると良い事尽くめなのです。
さっそくデスパロットを発見しました。
ここは踊り子イコプさんの恐怖の右ストレートでデスパロットさんを粉砕するしかありません。
レベル1とはいえその他の職業はフルパッシブです。さすがにこの程度の敵にやられる道理はありません。
たすけてー!!!
さてさすがデスパロット、死を冠する極悪鳥だけあります到底生身の人間が勝てる相手ではありません。
半死半生の目に会わされたのでここからは愛虎キラーパンサーに乗ってすばやくオルフェアを目指すことにします。
オルフェアの辺りの敵ならさすがに弱いだろうレベル1でも倒せるだろう。
そのあたりでレベルをあげて装備を整えてから悪霊退治に向かえばいいな!
ピコン!
あっ
ガタラに辿りついた。
ここが我が踊り子人生のスタート地点となるとは人生はわからないものだ。
さっそくその辺にいるスライムベスを倒す。
さすがにこの相手なら楽勝です。
さらにはピッキーまで倒す。
経験値40くらいもらえて超絶ウマウマ。
ものすごい勢いで成長します!
8レベルまで上がりました。
そしてお金も40ゴールドという大金を手にします。
これなら装備が買えるに違いない裸んぼう将軍はもういややと40ゴールド握りしめ町に戻りました。
とりあえず服がほしい裸足でもなんでも服さえあれば最低限の人間の尊厳みたいなもんは取り戻せますからね。
イコプは泣いた。
40ゴールドを右手の中に固く握りしめ、溢れ出る涙を拭いもせず。
最低でも369ゴールド。全財産の9倍の値である。とても手が出せる金額じゃない。
しかしズボンを調べたイコプの目に生気が戻った。
一着5ゴールド。
買える。これなら買えるぞ!
そして、皮の帽子(2G)、皮のズボン(5G)、革の靴(1G)を首尾よく手に入れたイコプ。
手に入れた薬草と魔法のこびんを売りに出す事で、白木のおうぎ(25G)と皮の盾(25G)まで購入することができた。
上裸であることこそ否定はできないものの、上裸と下裸が社会的にどっちがやばいって言ったら下裸でしょうだからもうこれで問題なしということなのである。完全に悪霊討伐の準備は整いました。
電車賃がなくなったので、再度一生懸命そのあたりの雑魚を倒していたところレベルも13まで上昇。スキルポイントまで手に入れ、扇のスキル花吹雪を覚えました。
機、熟せり。
フェルアバの洞窟に悪霊討伐に向かう事にします。
13レベル、ソロではさすがに厳しい予感もしますが、しかし。
討伐、といってもさすがに配信クエの1話目ですから、もしかしたらお使いクエストみたいな感じでボスがいないかもしれません。それだったら経験値だけガッポリ貰えてレベルもどーんと上がるかもしれない。一度様子を見に行ってみる価値はあるでしょう。
絶対にぶつかったらイカンヤツ的な敵をすり抜け、おそるおそる奥へ向かいます。
いざ、奥にたどり着くと。
でちゃいました、悪霊です!!!
やはり、ボスが居ましたか。勝てるだろうか。
どう見ても弱そうな雑魚ですが、数が多い。その数6体。
しかし、ここまできたらイコプにもプライドってものがある。
踊り子の生き様、見せつけてくれようじゃないか!
うおおお!!!!
俺は逃げもかくれもせんぞ!!!
ピッピッ!
うおおおおお!!!!!!
踊りを通して俺は全てを失ったかのように見えた。
でも、違ったんだ。
そこで手に入れた技術は、何にも代え難い力となって、今俺を守ってくれる。
そして、力は俺を越えて、世界を救う力となるんだ。
かかってこい、下級亡霊兵士ども!
覚悟を決めた男の戦いってものを、教えてやるよ!!!
オオオオラァー!!!!!
ということでもう少しレベルをあげてから再挑戦しようと思います。
酒場に預けておくので、是非見かけたら雇ってね!13レベル踊り子ですけど、花吹雪が使えますのでもうすごい役に立つこと間違い無しです!!!!
しばりプレイも楽しい それがドラクエ
「はぁ…はぁ…」
ある日、いつもと変わらぬメギストリス城に、1人の男が現れた。
「やっと、着いた。メギストリス…」
彼は裸同然の様相で、その身体は薄汚れ、表情は暗く、ぼんやりと俯いていた。
不安げに見守る衛兵を目にも止めず、男はトボトボと階段を昇る。
ふらつく足が、今にも膝から折れてくずれ落ちてしまいそうだった。
男は、王室のドアを開けた。
最後の力を振り絞るように、王子の前に立つと、ぴしりと敬礼した。
「ーラグアス王子、お久しぶりです」
彼の名はイコプ。
神に使え、御心の導くままに民を導き、救世を目指す。
そんな信心深い、1人の僧侶だった。
そんな彼に転機は突然訪れた。
「おっ君!良いもん持ってるねえYouスターになっちゃう?」
「えっなります」
とても良い笑顔で返事をしたその瞬間から、彼は信心を捨て踊り子になった。
そして、今思えば怪しげなドワーフにおだてられるままに、高い授業料を払っていくつかの踊りを覚えたのだ。
気づくと、財産は全てなくなり、レッスン料の支払いのために蓄えを手放し、そして最後には衣服すら質に入れていた。
文字通り、身ぐるみが剥がされたイコプは、ある日突然もぬけの空となったテントを見て、ようやく気づいたのだ。自分が、だまされていたことに。
ーしかし、彼は希望を捨てなかった。
確かに、財産は失った。しかし、それに引き換えに得たものもあった。
血の滲むような厳しいダンストレーニング。
たとえ詐欺のようなレッスンであったとしても、そこで彼が得ようとした技術は、彼に取ってかけがえのない本物であった。
激しい練習の末、足の皮には幾重にも破れ、新しく作られた血豆が幾重にも重なり、鉄のように固くなっていた。
その足の痛みを感じるたび、イコプは確信していた。
私は全てを失ったわけじゃない。私は全てを、踊りに捧げたのだと。
そして、栄養失調の身体にムチを打つように、イコプは歩きはじめた。
オーグリードから、メギストリスまで。
自分の踊りが、世界に通用することを示す為に。
娯楽と芸術が融合する大陸、オルフェア大陸における首都王国ーその王に、自分の踊りを認めさせる。
それが、イコプの最大のーそして、最後の希望だったのだ。
「イコプさん、いったいどうしたんですか、そんな姿になってー」
「王子ー、いや、もう私に多くを語る力は残っていません。ただ、この踊りだけを見ていただきたい。私が何を失って、そして求めて、そして今、何を得たのかを」
「イコプさん…」
「大地に降り注ぐ、万物の大元たるエネルギー…」
「ー太陽の、踊り!」
「イコプさんそういえば、そんなことより大変なんです」
「そんなこと」
「予知夢を見たんですーオルフェアが危ない、またいつものように助けてくださいませんか」
「しかし私は踊りに命を捧げると誓った身もはや暇な時間など少しも」
「助けてくれれば報酬を出しましょう」
「やりましょうとにかくお金を下さいませ何でもやります」
ラグアス王子はどうやら悪い悪霊的なものたちがメギストリスを襲おうとしていることに気づいたようだ。
イコプは生活のため、世界を救うため、そして踊り子として大成するためー。
再び冒険者になることを決めたのだった。
踊り子イコプ。
無一文はだか一貫、そして踊り子レベル1。
果たしてメギストリスを救うことが出来るのかー。
イコプさんが自分で決めた、しばりプレイのルール
1 踊り子レベル1、装備なしからスタート(アクセサリは使用可)
2 ソロでのプレイに限る
3 0ゴールドからスタート。お金は1から稼いで使用
上記条件のもと、メギストリス配信クエのクリアを目指します!
がんばるぞ!
外に出た。
気づけば、夜があけていた。
冷たい朝靄を全身で浴びて、イコプは走り出した。
(サーバー21)
城下町を通り抜ける。
そこには多くの冒険者達が居る。
全裸であることに幾ばくかの恥を感じた。
「まずは装備を整えよう。その為にはゴールドが必要だ」
悪霊がでるというオルフェアまで、歩くことにする。
なぜなら電車賃も無いので、歩くしかないである。
さらに、この道中の敵を倒しながら行く事で、経験値も稼げてお金も稼げると良い事尽くめなのです。
さっそくデスパロットを発見しました。
ここは踊り子イコプさんの恐怖の右ストレートでデスパロットさんを粉砕するしかありません。
レベル1とはいえその他の職業はフルパッシブです。さすがにこの程度の敵にやられる道理はありません。
たすけてー!!!
さてさすがデスパロット、死を冠する極悪鳥だけあります到底生身の人間が勝てる相手ではありません。
半死半生の目に会わされたのでここからは愛虎キラーパンサーに乗ってすばやくオルフェアを目指すことにします。
オルフェアの辺りの敵ならさすがに弱いだろうレベル1でも倒せるだろう。
そのあたりでレベルをあげて装備を整えてから悪霊退治に向かえばいいな!
ピコン!
あっ
ガタラに辿りついた。
ここが我が踊り子人生のスタート地点となるとは人生はわからないものだ。
さっそくその辺にいるスライムベスを倒す。
さすがにこの相手なら楽勝です。
さらにはピッキーまで倒す。
経験値40くらいもらえて超絶ウマウマ。
ものすごい勢いで成長します!
8レベルまで上がりました。
そしてお金も40ゴールドという大金を手にします。
これなら装備が買えるに違いない裸んぼう将軍はもういややと40ゴールド握りしめ町に戻りました。
とりあえず服がほしい裸足でもなんでも服さえあれば最低限の人間の尊厳みたいなもんは取り戻せますからね。
イコプは泣いた。
40ゴールドを右手の中に固く握りしめ、溢れ出る涙を拭いもせず。
最低でも369ゴールド。全財産の9倍の値である。とても手が出せる金額じゃない。
しかしズボンを調べたイコプの目に生気が戻った。
一着5ゴールド。
買える。これなら買えるぞ!
そして、皮の帽子(2G)、皮のズボン(5G)、革の靴(1G)を首尾よく手に入れたイコプ。
手に入れた薬草と魔法のこびんを売りに出す事で、白木のおうぎ(25G)と皮の盾(25G)まで購入することができた。
上裸であることこそ否定はできないものの、上裸と下裸が社会的にどっちがやばいって言ったら下裸でしょうだからもうこれで問題なしということなのである。完全に悪霊討伐の準備は整いました。
電車賃がなくなったので、再度一生懸命そのあたりの雑魚を倒していたところレベルも13まで上昇。スキルポイントまで手に入れ、扇のスキル花吹雪を覚えました。
機、熟せり。
フェルアバの洞窟に悪霊討伐に向かう事にします。
13レベル、ソロではさすがに厳しい予感もしますが、しかし。
討伐、といってもさすがに配信クエの1話目ですから、もしかしたらお使いクエストみたいな感じでボスがいないかもしれません。それだったら経験値だけガッポリ貰えてレベルもどーんと上がるかもしれない。一度様子を見に行ってみる価値はあるでしょう。
絶対にぶつかったらイカンヤツ的な敵をすり抜け、おそるおそる奥へ向かいます。
いざ、奥にたどり着くと。
でちゃいました、悪霊です!!!
やはり、ボスが居ましたか。勝てるだろうか。
どう見ても弱そうな雑魚ですが、数が多い。その数6体。
しかし、ここまできたらイコプにもプライドってものがある。
踊り子の生き様、見せつけてくれようじゃないか!
うおおお!!!!
俺は逃げもかくれもせんぞ!!!
ピッピッ!
うおおおおお!!!!!!
踊りを通して俺は全てを失ったかのように見えた。
でも、違ったんだ。
そこで手に入れた技術は、何にも代え難い力となって、今俺を守ってくれる。
そして、力は俺を越えて、世界を救う力となるんだ。
かかってこい、下級亡霊兵士ども!
覚悟を決めた男の戦いってものを、教えてやるよ!!!
オオオオラァー!!!!!
ということでもう少しレベルをあげてから再挑戦しようと思います。
酒場に預けておくので、是非見かけたら雇ってね!13レベル踊り子ですけど、花吹雪が使えますのでもうすごい役に立つこと間違い無しです!!!!
しばりプレイも楽しい それがドラクエ
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