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DQ10で活動中の魚人。 チーム「コスポ・ミ・レイジュ」所属。
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某地、某日ー。

イコプ氏は薄暗いその部屋の中で、静かに座っていた。

そのイベントまで、残り一時間。

イコプ氏の、これまでと、そしてこれからが問われるー

そんなイベントがもうすぐ始まろうとしていた。

ネットでは鉄の心臓と恐れられた彼も、

このイベントに際して、さすがに緊張を感じているのであろう。

固く握りしめた拳は少し震えているようにも見える。


サワッチ氏が突如企画した、「イコプその人である」というこのイベント。

詳細はサワッチ氏の記事に委ねるが、つまり「本当のイコプは誰だ」という、

人当てクイズである。

アストルティアでも類を見ない斬新な発想のイベントの発表は、

「ルールが8割解らなかった」

「5回読み直したけどわからなかった」

とTwitterを賑わせたのは記憶に新しい。

しかしともかく、イコプ氏とは何かーそんな本質的な何かが問われるような、

厳しくも興味深いイベントになることは間違いない。

そこで、今回はイベントに参加する者達の羅針盤になるべく、

イベント、一時間前の今。

私はイコプ氏への単独セルフインタビューを開始したのである。

このインタビューが、イベント参加者の、

そしてイコプ氏自身への、何か軸となるような支えになることを願って。






ーついに、イベントがはじまりますね。

「そうですね」








イコプ氏は少し汗ばんだ様子で、部屋の隅一点を見つめる。

さながら試合前のボクサーを彷彿させるような様子だ。

一時間後に始まるイベントに向けて既にイメージトレーニングを開始しているのであろう。

いや、トレーニングという言葉は不適切かもしれない。

このイベントは、これまでのイコプ氏が生きてきた道筋自体を問うような、

根源的なものであるから。

呼吸し、見つめ、語る。その一つ一つの所作が、既にこのイベントの一部であるのだから。

今イコプ氏が集中を高めている、それ事態が「イコプその人である」ということなのだ。

そんな彼に、今イベントに対する質問はいささか不躾ですらあったかもしれない。

長い沈黙の末、彼は口を開いた。


「あれは・・・3日前のことでしたー」






恐ろしい悪夢から、不意に目覚めたような、

そんな安堵すら感じさせる表情で語り始めたイコプ氏。

3日前、サワッチ氏から突然の打診があり、

突然ながらも、綿密な打ち合わせを経てこのイベントが開始させることになったこと。

イコプ氏は、大切な何かを丁寧に梱包していくよう作業のように、

丁寧に当時の状況を語ってくれた。



尚、我々は、その時の両氏のやり取りを極秘入手することに成功している。

紙面も少なくなってきているが、ここに示そうと思う。


ーサワッチ氏からのファーストタッチー

サワッチ氏もこのイベントの重要性に、気づいていたのであろう。
ダイアモンドの心臓を持つと言われる彼ですら、まるで平静ではない様子が見て取れる。








ーイコプ氏の返信ー

対して、イコプ氏もその「普通じゃない感」を察したのであろう。
軽快なミュージックにあわせて、踊りだしている。
パーティナイトはまさにこれからといった様子だ。









ーサワッチ氏の返信ー

全身から溢れ出る使命感という名の奔流に、流されていくサワッチ。
まるで日本語の体を為していない彼の言葉は、
イコプ氏の頭ではなく、直接心を揺さぶったのであろうか。







ーイコプ氏の返信ー

しかし残念ながらイコプ氏はなんのこっちゃか分からない様子であった。
それほどまでにサワッチ氏は冷静を失っていたのかもしれない。






あのときはまさかこんなことになるなんて思っても見なかったー

そんな気持ちが、語るイコプ氏の両目からは伝わってきた。

しかし、私たちはその目に、戸惑いの色だけでなく、諦観にも似た、

そして、はっきりとした覚悟の色を見つけていたのだ。

ひとしきり語り終えたイコプ氏。

静寂の中、深くため息をつくと、彼のおなかから、グーという音が聞こえた。

恥ずかしげに笑うイコプ氏に、私たちは、尋ねた。








ー今、一番食べたいものは何ですか?

「ネギトロ丼ですね。それも、なるべく醤油を多めに入れたもの。ええ、体に悪いことは解っています。しかし、米と、ネギトロという二つの主役を繋ぎ合わせる醤油というものは、本当に大事なものですから。それは野球でいえば、キャッチャーみたいなものです。ピッチャー、そしてバッター、この二人が最高のパフォーマンスを見せるとき、そこにその勝負自体を成り立たせるために優れたキャッチャーが必要でしょう。醤油は、上質のネギトロと、上質の米であればあるほど、必要となるのです。旨味という圧倒的な質量をもったそれを受け止めるだけの、力のある醤油がね。実際、正直いえば、醤油さえあればもういいかもしれません。醤油掛けご飯、食べた事あります?あれ、意外と美味しいんですよね。あー卵でもあればもうそれで完全にごちそうじゃないですか。あっ卵掛けごはんですねそれは。いやーもう想像しただけでどんどんおなかすいて来ましたよ。もうラーメンでもいいっていうか、正直もう何でも良いですね。おなかすきましたね」








ーもうすぐ、イベントが始まろうとしている。

立ち上がった彼は、背筋をシャンと伸ばし、会場に向かっていった。

戦いが始まろうとしている。

イコプ氏と、そしてイコプその人たらんとする、幾人もの猛者達の戦いが。

裸型のアイデンティティが、今ぶつかり合う。

そんな彼らにとって、このインタビューが、少しでも手助けになることを切に祈り、

筆を置かせて頂くー。

(文責 イコプ)

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 天才やな
あんた天才やな




まじで(゚д゚lll)
よっぺい 2016/02/25(Thu)18:49:00 編集
 無題
結局、ヤスンもイコプもわからなかったw
ぷー 2016/02/28(Sun)12:36:05 編集
 無題
更新はよ
NONAME 2016/03/04(Fri)09:50:46 編集
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