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DQ10で活動中の魚人。 チーム「コスポ・ミ・レイジュ」所属。
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マリーン倒して来ました。

世間では強ボスどころか新強ボスだったりバズズやらアトラスやらがにぎわう中ですが。そこは世の中の流行には一切惑わされない者達が集うコスポミレイジュ。ガートラントのキークエストのマリーン倒してきました。

え、え、今頃キークエスト?みたいな顔してるでしょう!そんなこっちゃあ行けませんよ!思い出してくださいあの頃を!初期町の5つのキークエストはクリアしたけど6個目が一気にハードルあがるんだよなぁガートラントが一番弱いらしいよ、よし、じゃあそこで行ってみよう人間に早くなりたいもんな!ぐあああジュリエッタなんて強さなんだ魅了がやばい魅了がやばいどうするメガネ買う?でも俺まだひらめきとってないし・・・ひらめきも欲しいし・・・くっそーなんとかもう一回行ってみよう俺たちならやれるって!!

という経験は誰もがしたことでしょう。思い出しましたか。ガートラントなめるべからず。

にぼしさんがまだクリアしてなかったとのことですのでやりましょうということになりまして。
にぼし、ニイホン、えりん、イコプの4人が集まりました。

確かに、今の高レベルの我々からしたら既にマリーンは弱い相手となっているかもしれません。
しかし、あの頃を思い出して、全力で戦いましょう。
今の俺たちの本気を出す。
マリーンが「ふふ、強くなった・・・お前達、あの頃とはもう違うんだな」と苦笑するような強さを見せつける。それが、若かりしあの頃、何度も泣かされたマリーンへの、せめてもの弔いになるに違いない。


さあ、本気でいくぞ!















ボスへ向かう途中馬がいましたので、チームメンバーが「ふん、ふん」と大騒ぎ。
突如現れた半裸の男女に撲殺され糞を奪われるという壮絶な死を遂げるホースデビル。馬史に残る悲劇。







そしてボス戦へ









アストルティアクイーンマイユちゃん登場!







にぼしさんのストライクゾーンからは大きく外れたようだ!










そして戦闘開始

半裸の4人が全力で戦います。
それにしてもミイホンさんお尻が出過ぎです




それにしてもさすがレベル60台の我々。
適正レベル40台のマリーンさんは手も足も出ないよう。
圧勝の予感すらしてのんびりと戦っていたところでしたが・・・
しかしその時だった!





エルフ少女えりん(毒舌)がマリーンにぶたれました!なんてことだ!俺たちの仲間を、ぶつなんて!










怒りを隠せないにぼし。
大切な仲間を傷つけられて、黙っているわけにはいかない。
緊張感が高まる一瞬です。にぼしがついに本気になる!











いや違うただの変態でした!










そうして圧勝。
いやあ我々も強くなったもんだ。感慨深い。
倒した後には記念撮影。

<記念撮影だとちゃんと服を着る4人>

おつかれした!
また本ストーリーで強いボスが出てくると楽しいよねえ。
チームでみんなであーだこーだ言いながら倒してみたいのー。











おまけ



さて、日記にするには短いけれど、何となく捨てるにはもったいない!という写真がたまってきたので、写真をちょこちょこ乗っけていきたいと思います!



よそ事をしながらタコメットを狩っていたら気づいたら死んでいた。
「あちゃー死んだわー戻るかーってぉぉおっぉおぉぉい!!12376ゴールド持ってるヨォォォオオォオォォオイ!!」とリアルで絶叫。素早く2アカの電源を入れるも5分でここまで来られる望みは薄く、半ば諦めかけたそのとき、写真の方がザオラルくれました。アストルティアー!!絆のゲームー!!!




イーリスさんとか投げキッス好きなんだろうなぁと思ってたらやっぱものすごい好きだったみたい
トンヌラーズってこういう方ばっかりなんだろか




お?何か文句あんのか?ん?お?




かぼちゃ・・・かっこいいですね・・・
よせよ照れるぜ・・・






発射オーライーオーライー パンプキンボンバァー!



ちまたで話題沸騰の「ぺけぴ×イコプ」






イコプ「俺が、幸せにする・・!」
イーリス「ありがとうさぎ!ピョーンピョン!」
イコプ「やめとくわ・・・!」






武器掲げるのしぐさとった
これ半端無くかっこいい






そういえばチームのエンブレムも変更した
以前のやつは俺がとにかく早くチーム作りたくて脊髄反射で15秒くらいで作ったやつだったので、今回はミイホン氏に作成を任せた。なかなかスタイリッシュじゃないでしょうか




コスポが偶然男4人、女4人でログインしたので、男女勝負で4vs4で迷宮早クリア勝負した。
負けた。女は強し。公道(メギ)で騒いで済みませんしたー!




業務連絡ー

チームのみんな、火曜日22時からイベントやるよー。
コスポのホームページと掲示板みといてね!


拍手[19回]

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かなり前のことですが躊躇無く書きます。
ごぃさん風桜ぺけぴーの其々の所でももう書いてありますので、正直そこを読んだほうが面白いので逆に先にこっちから読んでぇぇぇ!もう読んじゃってる人はそっとブラウザを閉じてください。


Twitterでぺけぴーが「今日トルネコ狩りにいきませんかー?」
みたいなことを書いておったので、「いこういこう」と名乗りをあげました。

約束の時間にログイン。
ぺけぴーに連絡します。

「どうー?人数余ってなかったら俺も行きたい」
「おいでおいで!」

お、どうやら枠も空いてるようです。
ぺけぴーの家に行きました。



・・・

なんだあの人だかりは・・・ 何十人もいるってばよ・・・

と枠がどうとかはもう超越していてとりあえず何パーティーかも集まってのトルネコ狩りになったようでした。もやはイベントじゃないですかぺけぴーさん。


確か18人だったか22人だったかで端数が二人出る様子だったので、ごぃさんと俺は二人で戦ってきました。トルネコに会いたいという気持ちが高まる中、野良の人も二人入っていたので、「なんやこの二人以上にテンションが高い上にトルネコトルネコばっかり五月蝿いわ」と思われていたに違いありません。

そして無事迷宮クリア、トルネコ出ず。
ごぃさんと二人何だか寂しいね・・・と悲しげな空気を出していたところ、ラッカランに戻った瞬間目の前に見たことある人がいました。(このへんから写真お借りしまくりです)





まじで偶然風桜さんがいました。
アストルティアの魔法使いと有名な彼女です。
えっえっ風桜さんって拠点25サーバーだっけなんでこんなとこいるの何してるの

結局何しているかわかりませんでしたが、暇であることは間違いないと思いましてとりあえずパーティに誘いました。詳しい説明は何一つしませんでしたが彼女はすぐさまパーティに入ってきました。小さい頃にまっさきに誘拐されるタイプの女の子であったに違いありません。


動揺するゴィさん


ということで「とにかくぺけぴーが迷宮にいってこいとハッスルしてるんや」とざっくりとした説明をして風桜も状況がとても良くわかったようだったので3人で行ってきました。この3人で一緒になる野良の人はかわいそうだなぁと思ったら、運営も空気読んでサポートメンバーを充てがってくれました。



タイムアタックならばやはりこの作戦が望ましいでしょう。
各自散開し各個撃破を目指します。
普通のパーティならば1人でモンスターを倒すことなどなかなか難しいことでしょう。
しかし我々は普通のパーティではない。通常のドラクエプレイをすることに加えて、ブログを書くことまでを自らに課した剛の者です。一人一殺などわけがありません。



駄目でした。特にブログを書いているからといってキャラが強くなるわけではありません。勘違いしてました。増長してました。

断末魔の叫びをあげて倒れるごぃさん。

しかしアストルティアの魔法使いなら・・・!アストルティアを背負う、あの魔法使いならやってくれるはず・・・風桜っ・・・風桜よっ・・・!



<魔法が使えなくなるアストルティアの魔法使い>






<風前の灯火のアストルティアの魔法使い>





あーこりゃあかんわー^x^助けにいったるかー


と思って見てましたら、しかしさすがの風桜です。
よくわかりませんが何か持ち直して結局撃破してました。
魔法が使えなくてのろわれててどうやって倒したんだ。PSってやつか?こわい。





そういえばメラゾーマが使えるようになったとのことでしたので、それはぜひ見てみたいとお願いしてみました





わーい!楽しみです!どんな派手なモーションなんでしょうか!
まだ見たことない人もいっぱいいるでしょう!必見です!
これがメラゾーマだ!!!





ふうおうちゃん?ん?
俺メラゾーマみたいんだけど・・・






間違えだったみたいです。ふうおうちゃんもうっかりさんですね。
さあ、気を取り直して!
見よアストルティアよ!これがメラゾーマだ!!




・・・











アストルティアの魔法使いはもしかして頭が悪いんじゃないか。




そうこうして、ボスへ。
(トルネコはするっと出ず)
ジャミラスでしたが、危なげなく倒しました。やっぱ俺たち強いですね。
またみんなで遊びにいきましょー。






おまけ





拍手[27回]

1月前、バレンタイン。

イコプさんにチョコレートやお手紙をくれた奇特な方々がいた。
1月前の俺は「ありがとう、ホワイトデーには素敵なお返しをします」と感謝の気持ちでいっぱいだった。みんながびっくりするような「ちょwこれリアルに嬉しいんですけどw」的なアイテム。例えば賢者の聖水だったり、無料髪型変更券であったりとか。そんなセンスのあるアイテムを渡そうと心に決めていた。

しかしバージョンアップは魔物だった。
俺の石とは裏腹に、財布からお金が吸い取られて行く。抗いようの無い勢いだった。
気づいたら俺の財布には5000ゴールドちょっとしか残らなかった。

(その代償)

読者の方と撮影。
イコプレッドにするのに5万ゴールドかかった。かっこよくない?かっこよくない?


そういうわけでお金がない。
でもホワイトデーのお返しはしたい。俺は考えました。


そうか・・・うかつだった。お金じゃない。感謝の気持ちを伝えるには、お金とかモノだなんて無愛想なものじゃ駄目だ。手紙を送ろう。日頃の感謝、ありがとうの気持ちをこめた手紙を。そうだな、しかも普通の手紙じゃこのロマンチックなホワイトデーの日にはつまらない。ポエムを添えよう。俺のありがとうの思いを詩(うた)にして、送り届けよう。



名案です。
さっそくお手紙を作りました。
出来上がった手紙は郵送したり家のタンスにねじ込んだりしておきました。
残念ながら家もわからず郵送も出来なかった人は手紙だけ作りましたこのブログで届け思いよ!!!




ねおんさん






ぶらんさん









おもちさん








カモミィル








れでぃこ








ブランチェカ







レナさん







えまさん






ぷっくるちゃん











おまけ

なんかピカチュウがいるなあとおもったらコタチュウだった



拍手[40回]

ネタがありすぎて書くことがありすぎる。
しかもそれぞれが書くのにエネルギーがいりそうなネタばかりで中々手がつけられない。
ブログ書くのが早いとか言われてますが一つの記事には2時間くらいかかっておるんですよー!

なので今日は色々たまったネタを全てそのままにしておいて何も考えないで書く。キーボードの赴くままに書く。刹那の魂をこの画面上にぶつけてやろうじゃないか



今日あったこと

今日はリアルでの仕事がたまっていたのでログインしてそのまま仕事に。
仕事の前にまず飯を食べようと思って職場でもらった弁当を電子レンジでチンする。
ふたを開くとにぎり寿司だった。マグロがほくほくになってた。
鰻かとおもったら鮨だった達筆すぎる字体だったんだよ畜生

と思いながらもぐもぐ食べて日清どんべいも食べた。意外と美味でしたー。

それで仕事をしながらチラチラバザーみたり近所に水まいたりしてたんですけど





うちにも花が咲いたっぺよぉ!!
水とか糞とかくれた人ありがとぉぉぉ!

黒花1個しか出来なかったけど、金花とかもできてて嬉しかったです。

そうだこれを機にと服の染色に手を出しました。



どうですこのオシャレ 髪の色まで変えてファーに合わせたんですよ圧倒的まさに圧倒的なファッションセンス



でも駄目だ下が決まらないあまりにもひどい


チームメイトとあーだこーだ良いながら俺のファッションを固めようとがんばったんですけど結局全然決まらなかった。この格好で家にいたら読者さんが家に来てくださって、「本物?」「いつもと違う」と不満げだったので南瓜に全裸になったら「本物だあ!」「イコプさんだ!」と納得してくれました。どういうことだってばよ

ところで読者さんが家に来てくださるととっても嬉しいんですけどイコプさん何話していいかわからなくてとりあえず「しりとりしよう」とかで場をつなぐんですけどそれにも限界が訪れやすくて、そんなときは「プラン氏家に来てくれ」と適当にプランさんを呼んでごまかすことにしました。今日もそうしてみたらプラン氏がわーわーしゃべってくれてたような感じだったのでよかったよかった和んだ和んだと思ってましたら「いつもこんなカオスなんですか」と若干引かれてました。プラン氏とPTチャットで「今は普通に会話してたよな」と若干自分たちに引いてました。今日御会いできたお客さんは「カプラさんが一番好きなんですけどカプラさんちに誰もいなかったのでこっちに来ました」みたいなことを正直に教えてくれましたほんと正直嫌いじゃない。

いや読者さん来てくださると何話していいのかパニック困ったボスけてとなることが多いので、一度めきとの湯とかカプラさんちとか行ってそのへんを勉強してみたいどんなもんなんだ和んでみたい

さて話突然変わって今後の更新予定のコーナー!

1 ホテル「まぐわい」オープン
2 ぺけぴーシークレットイベント トルネコを殺る会 〜風桜と高度な知性を伴う馬鹿〜
3 レベルあげ

の3本です!
ホテル「まぐわい」以外は正直ほかのブログさんでももう9割がた書かれてますから俺がかくこともうないんだけどないんだけどー!と思ってるので場合によっては書かない可能性もあります。後から書くのって緊張するよねそわそわするよねだってみんな展開知ってるものね照れちゃいます

さてさらに話かわってスライムチャイムとお手紙コーナー!
凄い本当にありがとうございます。スライムチャイムは家に帰るたびに光ってますし、タンスには何か入ってますし、お手紙までいただけたりとイコプさん大喜びです。ただもう俺のキャパシティではお返事を返せる量を超えてきてしまってましてそれをやるとこのブログがお返事コーナーで埋まってしまうんではないかという怖い感じになりそうでして、それは読んでくださってる方も望んでないんちゃうかと思いまして、可能な限りのエネルギーを新しい記事にぶち込みたいと思っております。ので、すみませんがお返事とか出来なくなってますごめんなさい!でも本当嬉しく読ませてもらってます!!




ところでイプコが家をたてました。
住所は忘れました。
まあお察しの通り家よりも栽培がやりたかったというだけなんです。



という感じで日々を過ごしていますー!
内容の無い記事ですみません!これからもごひいきにー!
いや内容無いのはいつものことだねぇ!




次はもっとしっかり書きます!たぶん・・・

拍手[24回]



 「このチームで、竜おま持っていないのって後だれ?」

 「もうみんな持ってるんじゃない?さすがに」

 「ううん、まだ持ってない人、いるよ…ほら…」

 




「俺のことだな」 
 苦渋の笑みを顔に作ると、俺は意識して笑った。乾いた笑いだ。隣に座るミイホンは敢えて俺の目線を避けるように、テレビの画面に向けてキーボードを打ちこんでいる。

 俺はため息をつくと、空っぽになったグレーのガラスのコップに、水を継ぎ足すために立ち上がった。このコップは近所の雑貨屋で二人で買ったものだ。いつからだろう、このコップが1個しか見当たらなくなったのは。きっと、戸棚の奥にひっそりと仕舞われているだけのことだろうけれど。

 冷たいコップに生ぬるい水を注ぎ、飲みほす。朝に食べたトマトソースのパスタは少し塩味が強すぎたようだ。喉が渇く。部屋の中には静かにテレレーというあの戦闘シーンの音楽だけが鳴り響いていた。

 「竜おまか」
 
 1000時間を超えたプレイヤーのことを、巷ではサウザンドプレイヤーと呼ぶらしい。千という数字には、古来「数多」という意味が含まれる。つまりその数を持って、一つの法(のり)を満足させることが出来うる目安なのだ。ドラゴンクエストに於いてもそれは正しい。1000時間を費やすことで、大抵のコンテンツはこなすことができる。サウザンドプレイヤーなら一通りの経験と実力はあってしかるべきなのだ。
 
 しかし、その字名が今俺に無言の圧力をかけていた。
 
 竜おまが、無い。

 敢えて避けてきた道ではなかった。
 竜おまというその圧倒的能力の魅力には早期から気づいていたし、必要性も充分に認識してきた。そして、獲得に向け自分ながら何度も挑んできたつもりである。だが、出ない。幾多の竜の死骸に裏には堆くうろこの山が出来ていた。
 当初は焦りは不思議と感じなかった。チームできのこ山に何度も上り、何度も失敗してきたことだ。当然、チームのメンバーも竜おまには恵まれなかった。赤信号、みんなでわたればの精神である。「お前も持ってないのかよー」と笑いながら肩を叩き合う友人がいることで俺は安心していた。しかし、それはいつまでも続く状況ではなかった。

 ある日、仮眠から覚めた俺にミイホンが言った。その顔は笑みに満ちあふれていた。
 
 「竜おま、でたよ、でたよー!」
 パラディンの不思議な踊りをリアルで再現しながら喜びを伝えるミイホン氏。その目にはうっすらと光るものすら見えたかもしれない。
 「こたつも、やぬみも取れたんだよ!やったんだよ!」
 「お、おう!やったなあ!」
 俺も、喜びを分かち合うように笑顔を作る。しかしその顔は何故かこわばったように歪むだけだった。心の奥の冷たいグラスに、生温い水が注がれる。
 
 「あ、もちろん、イコプも、今度取りに行こうね?手伝うんだよ!」
 「お、おう頼むよ!」

 そういって、そういったきり。
 暫くの時が過ぎた。

 一通り竜おまを手に入れたメンバー達は、次の冒険に旅立っている。あるものはそのお守りを生かして強ボスに挑んだり、あるものは合成を極めようとしている。そして俺もブログのイベント等に意識を吸い取られてしまっていた。竜おまが無いことを、忘れようとしていたのかもしれない。

 しかし、そんな俺を見て、ミイホンはある日焦れたように言った。

 「イコプ、竜おま取りにいかなくていいの?」
 「ん、お、おお!竜おま…」
 「みんなもう持ってるよ?いいの?リーダー、なんだよ」
 「り、リーダーだからって、竜おま持ってなくたっていいだろ!!」

 つい、声を荒げてしまった。
 それは確かに、持っていなくてもいい。しかし持っているべきなのだ。
 解っていたが、分かっていなかった。

 ミイホンが悲しい目をして、テレビにまた目を向ける。
  
 「昔は、そんなんじゃなかったよイコプは。誰よりも強くて、誰よりもー。ううん、いい。今は、ブログが大事だもんね」

 冷たい剣で背筋を貫かれたようだった。違うー、そんなつもりじゃー。
 しかし言葉でなかった。空気が液体になったように重い。必死の思いでたどり着いたテレビ画面の前で、俺は時間をかけて少しずつ自分を空から見下ろしてみた。

 強いだけじゃ駄目なんだ。
 でも、楽しいだけでも、駄目なんだ。
 
 俺は何かを失っていたのかもしれない。それが何かはまだ分からない。分からないけれど、まずは、竜おまを取ろう。そうすることで、その何かを理解することが出来るかもしれない。
 
 幸い、チームにはまだ少数ながら竜おまが無いメンバーもいた。取りに行くことにする。ミイホンはその様子を、ただ黙って見つめていた。

 きのこ山につく。
 やはり厳しい戦いだった。
 幾多の鱗が詰み上がると裏腹に、プレイヤーの心は少しずつ削り取られて行く。精神力を要求される戦いだ。次こそ、次こそと戦う中で、常にあらわれるのは古びた木箱のみ。金色に輝くあのレア箱は幻のように現れない。

 「畜生ー」
 俺は歯ぎしりをして、机を叩く。ミイホンがびくっと体を震わせた。
 「ちょっと、そんなにー」
 「出ないんだよ!」
 「・・・」

 ミイホンは立ち上がると、静かに台所に姿を消した。
 何やってんだ、俺。何かを取り戻そうとしてここに来たつもりなのに、取り戻すどころか、見失うことが増えてしまっている。サウザンドプレイヤーが聞いてあきれる。チームリーダーが聞いてあきれる。

 俺はテレビ画面を見つめながら、その焦点はそのテレビの裏側1mくらいの所を見ているように、ぼうっと考えていた。潮時、なのかもしれない。1000時間、成し遂げるには充分な時間だし、成し遂げられなかったときの区切りとしても、また充分な時間だろう。俺は、後者だったんだ。

 アストルティアでの生活が走馬灯のように浮かんできた。楽しいことばかりだった。こんな形で、俺のドラゴンクエストが終わるなんて思わなかった。チームはどうする。大丈夫、ジュウスがいる、あいつならリーダーを任せられる。みんな、おれがいなくなったってー、

 机に一つ、また一つと水滴が落ちた。

 悔しい。
 まだ、負けたくない。
 俺、こんなところで、終わりたく、ない・・・。



 カチャン。
 そのときだった。
 机の上の水滴を隠すように、何かが置かれた。
 
 
 それはオムライスだった。
 湯気のたつチキンライスの上に、半熟のオムレツ。
 暖かい匂いがふわりとして、そしてその上には、ケチャップで文字が書かれている。











 


 りゅうオム






 「おい、これ・・・」
 「へへ、これ、食べれば絶対でるから。ほら、がんばるんだよ!」

 ミイホンが照れくさそうに、ニカっと笑った。
 ば、ばっかやろう。そんなことで簡単に出るんだとしたら、苦労はしないって・・・でも、いや。出るかもな。案外簡単に出るのかも。このオムライスの上に卵が乗って、ケチャップで文字が書けたみたいに、それはそういうふうに、出るものなのかもしれない。
 
 「出るな、これは」
 「うんうん」
 
 何を考えてたんだ俺は。竜おまなんてたかが一つのレアドロップ。サウザンドプレイヤーの俺からしてみれば、単純な一個のコンテンツの一つにしか過ぎない。取ってやるよ。このオムライスをもぐもぐと平らげて、美味い!とお前に伝えるみたいに、「出たぞ!」と伝えてやる。そんな男が、コスポミレイジュのリーダーだって、思いださせてやる!!

 俺はコントローラーを握りしめた。不思議なほどそのコントローラーは、軽かった。



 ー結論を言おう。
 その日は竜おまは出なかった。しかし、出なかったことは大きなことではない。なぜか?
 また、取りにいけばいいからだ。

 ドラゴンクエストの世界はまだまだ続いて行く。俺もその中で、日々過ごしていこう。
  ブログを書き始めたときにつけていたサブタイトルのように。



 「やりたいように、やっていこうよ」
 


 
 続く









おまけ

竜おまが如く3 

上の記載はちょこっとだけ誇張した感じになってしまったので、こちらにチャットとかの記載を乗せてもう一回書き直してみます。まあチャットとか乗せたところで別に変わらないですけどー。


さーさー!そんな感じで竜おまを取りたい取りたいいい加減とらないと強ボスとか行きにくいってばよー!たのむってばよー!誰か手伝ってってばよー!



という気持ちで、相変わらず取れていないにぼし、ポローニャと言ってきました!竜おま!



おまる気まんまんのメンバー。

行きましょう。ぴぃぴの石できたよ!
余談ですがドラゴンクエストの漢字変換ってたまに凄いの出ますよね。






さて、これまで何度挑んでも竜おま取れないので我々の心は傷だらけのブロークンハート思春期ばりの状態です。そのため、あらかじめ予防策を取る必要があります。

心の防衛線をはる一番の効果的作戦は、自らを偽ること。

竜おまが欲しいなんて言ってると出なかったときに辛いでしょう?
違うんだよ俺たちは今からうろこを取りにいくんだよ!と自らを偽って行きましょう。



<うろこに精神を集中することで心の防衛線を張るメンバー>


そしてきのこ山へ!
ポローニャがまじゅうの爪を買ったとかでその実力やいかに!32のダメージ!


傷心のポローニャが「魔法使いになってくる」と去ってしまったので、待つメンバー。

こたつさんがにぼしさんのアフロをなじります。






かわいそうなにぼし


そしてポローニャが合流。
メンバーはイコプ僧侶60、こたつ盗賊60、にぼし魔法使い59、ポローニャ魔法使い60


さらにはチムメンバーのキリトがレンジャーで応援係に来てくれます。
必殺でまくりの倒しまくりでもう宝箱でまくりです。これすぐ出るんちゃうの。

ちょりりーん







うろこだ。








うろこすら出なくてゴールドが出たときも










何もでない時も




俺たちは、けして現実を見ない!











けして現実を見ない!!!


途中でキリトがお出かけしてしまったが、レンジャーもみじが何か突然応援にきてくれた。
こたつの応援にきたと。ありがてえ!その瞬間からにぼしのテンションがかなりあがった気がしたぜ!なかみおっさんだけどな!



しかしそれでもあまりにも出ないので、こたつが「神様に祈ってみよう」と提案。



こたつ以外は踊ってました





そして時はたちついにその時が訪れる



うろこがり終了 









おまけのおまけ



風桜さんのアップ

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