レベル上げしてる時に大抵テレビみたり本読んだりよそ事してるんですけど、そういうときってボタンを連打してるんですよね。今魔法使いを上げてますのでスキルゼロの短剣その名も「夜のパピヨン」っていう、何か夜のお店で一躍有名になった女性を祭り上げてるかの如し二つ名みたいな武器をひたすら振ってます。超絶関係ないんですけど私の家の隣がおそらくそういう店でして週末の夜とかキャーキャー！ワーワー！ナーナーナナナーナナナーナナナーウエノハツノヤコウレッシャオリタトキカラーと結構うるさかったりします。あと必ず一定の時間になるとパラリロパラリロと暴走族なんでしょうかそういう感じのBGMも流れ始めまして３６時間くらい連続労働してきてもう寝るかもしくは寝られないなら死を選ぼうとまで思い詰めた表情で布団に入ったときにそういう音が聞こえてくるともうテンションバーンで窓をあけて「人は！人の事を想うことで！人たる証を手にいれられるんだっ！」と叫ばざるを得ない、とかそんな格好いいこと言ってみたいですけどそんくらい眠いときは如何なる騒音が鳴っていようと鳴っていまいと意識消失のように寝ますので全然関係ありませんし正直別にそんな困っているほどの大きな音でもないですし窓をしめればもうほとんど気になりませんから大丈夫なんです。そうすると「えっここまでの話なんだったの？」と想いますでしょうが実はこの冗長なくだりがこの後に生かされる計算しつくされた伏線だなんて誰も予想しなかったでしょうね、何せ私ですら予想していなかったし実際別に生かそうなんて想ってなくて書いてる途中でパラリラパラリラ聞こえてきたから書いてみたってだけですから。さて何の話だったかと思い出しますとそうそう夜のパピヨンの話ですね。パピヨン結晶にすると☆３で９個とかとれてウマウマなんですよ。イコプさんこれまでの人生で３０万ゴールド以上自力で貯めた事が無いんですけど、あ、自力っていうのはおかんが突然「アカウントハックが怖いから預かっていてね」と４０万ゴールド送ってきてくれたことがあって「わかったおかん、このお金、俺が守り抜く」と家族の絆はオンラインの世界を通して更なる高みへと上り詰めたわけです。で今私の銀行には３３万ゴールドくらいありまして、えっ４０万ゴールドは？と初心者は想っちゃいますよね。想っちゃいます、わかりますわかりますそう想っちゃうのわかりますよ。でもね、考えてみてください。宝くじで６億円あたったとするじゃないですか。その純利益は得てして人は６億円だと思いがちですけど、実際は宝くじを買った時の代金つまり２００円だから３００円だかそのくらいの値段が純利益からは控除されてしかるべきで、６億円あたったー！！と叫ぶ前に冷静になって５億９９９９万９８００円あたったー！！と叫ぶのが理知と理性ある大人の対応というわけですよ。ここまでお話させてもらえればわかったと思いますが、つまりはそういうことです。わかりましたか？ちょっとよくわからなかった？奇遇ですね私も実は何だかよくわからないのですがとにかく畢竟するに私が言いたいことは借金を返すためにパピヨンをせっせと結晶にしてゴールドに変えてマイナスからプラスへの財政に転じたいとその一心な訳です。その為にはパピヨンに血と汗と涙をこれでもかこれでもかと染み付け早く結晶になっていただく必要がある。つまりメラミとか打ってる場合じゃないんですね。魔法使いが魔法を使わなかったら何か、という概念を考えてみますに魔法使いという4文字のうちの魔法がまず抜けて、使わない訳ですから使いが抜けてきます。そこに残されたのは圧倒的な虚無。闇ですらない。真空ですら無い。そこには空間と概念をも超越した虚無が存在している。イコプは虚無になったのです。そんな深淵たる心意気でボタンを連打します。なんて何いってんのかもうさっきから本当わからないですよね。分からない事ばかりです。正直ここまで読み進めた方は根性が有ると思います。私ならそっと閉じるボタンを押しているでしょう。しかし、真実は得てして退屈なものです。劇的な事にはいつだって虚栄がある。虚栄が人を作ってきたのは、文化の反映や動機付けという点では極めて重要なことであり、また人類が他生物において何よりも勝ってきたことでしょう。クジャクがただ華美な体を誇示することだけにとどまったのに対して人は極めて複雑な虚栄を覚えてきた。だからこそ文明を築き上げることが出来たのだ！おおローマよ！！話がそれてきましたがつまりそういう虚栄を突き抜けたところに虚無があるわけで、その絶対無の中に私は身を宿しながらレベルを上げているのです。決してテレビのリンカーンが面白すぎたからそれに見入っていてボタンを連打していたわけではない。しかしそれはそうとてリンカーンは面白かった。あまりテレビを見る方ではないのですが、ひさしぶりに見たら面白かった。松本さん面白いですよね天才ですよね。私が小学生の頃からずっと天才であそこに居るというのは本当に凄いことです。ユーモアというのは極めて高度な技術だと思います。それを生み出すのは天性の才能に加えて、膨大なインプットと反射神経が必要だと思うんですけど。ジャガーさんとか、稲中とか、そういった漫画家がいつからかその勢いを失って静かに消えていったり、雰囲気押しの精神世界を描き始めるのはアウトプットにインプットが追いつかなくなるからだと思います。さて話がまたもそれてきているぞイコプ帰ってこい帰ってこいドラクエの話をしようじゃないか。ドラクエの話をしましょう。つまりタコメットを狩るときにボタンを連打しながらテレビを見るということを行っていたんです。本題に入りたいと思います。この行為には非常なリスクが伴う。いいですか、同じことをしている方が少なからずおられると思う、その方に私は今価値ある警鐘を鳴らそうと思うのです。私のような過ちを繰り返さないように、そして誰にも迷惑をかけたくないと思うから。今日のことです。私がリンカーンをみて「ぶふぁふぁふぁwwwぶふぁふぁふぁwww」とやっていたところ、我に帰って画面を見ますと、とうの昔にタコメットは殲滅を終えていました。そしてそれだけなら良かったのですが、行き場のない私のボタン連打はどこにその対象を求めていたかと申しますと、そこで同じようにタコメットを狩っていた１人のプクリポに向かっていたのです。そう、応援です。ぴっぴ！ぴっぴ！と応援を行う。これはテンションが上がる行為でありそれはもう有り難いことだと思うわけで、普通応援された人は「ありがとう！」と応える。とても美しい無償の愛。しかし溢れ出る愛は時として残酷です。器を超えた愛は溢れでるばかりか机を濡らし服を汚す、それでも注ぎこむ愛はもはや狂っていると感じられても仕方が無い、だってグラスは満タンなのですから。ログを拝見しました。プクリポさんは２回「ありがとう！」「ありがとう！」と繰り返していましたが、３個目に「？」と戸惑いを見せていました。この「？」。たった2画のこの記号に込められたるは万感の思いです。タコメットといえばレベル上げの聖地、そこは会話など一切必要ないただレベルを上げるためだけにレベルを上げたいものが集うアストルティアで最も殺伐とした空間。そんな空間で知らない魚人に突然応援し続けれた時、一体何を思うのか。「この人なんでこんな応援してくれるの？」「知ってるひとだったっけ？」「なんか話たいことでもあるのかな？」本当の恐怖は沈黙にあると言います。物凄い叱られたほうが何も言われず肩を叩かれるより楽なことだってある。ひたすら狂ったように応援し続ける魚人、一言も話さずに。きっと恐怖、とまでは言わなくとも不審を感じられたことでしょう。申し訳なかったプクリポさん。でもまあ正直そんな大したことじゃないだろうと思ってちょっと笑ってそっとまたレベル上げに戻りました。ターコメットターコメットータコメタコメットタカター（通販のあの曲にのせて）

[86回]