- 11/24 [PR]
- 03/15 ハッピーホワイトデー
- 03/14 ホテル「まぐわい」 OPENのお知らせ
- 03/13 きわめて普通の日記
- 03/11 竜おまが如く3
- 03/09 バトマスと賢者とトルネコと
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1月前、バレンタイン。
イコプさんにチョコレートやお手紙をくれた奇特な方々がいた。
1月前の俺は「ありがとう、ホワイトデーには素敵なお返しをします」と感謝の気持ちでいっぱいだった。みんながびっくりするような「ちょwこれリアルに嬉しいんですけどw」的なアイテム。例えば賢者の聖水だったり、無料髪型変更券であったりとか。そんなセンスのあるアイテムを渡そうと心に決めていた。
しかしバージョンアップは魔物だった。
俺の石とは裏腹に、財布からお金が吸い取られて行く。抗いようの無い勢いだった。
気づいたら俺の財布には5000ゴールドちょっとしか残らなかった。
(その代償)
読者の方と撮影。
イコプレッドにするのに5万ゴールドかかった。かっこよくない?かっこよくない?
そういうわけでお金がない。
でもホワイトデーのお返しはしたい。俺は考えました。
そうか・・・うかつだった。お金じゃない。感謝の気持ちを伝えるには、お金とかモノだなんて無愛想なものじゃ駄目だ。手紙を送ろう。日頃の感謝、ありがとうの気持ちをこめた手紙を。そうだな、しかも普通の手紙じゃこのロマンチックなホワイトデーの日にはつまらない。ポエムを添えよう。俺のありがとうの思いを詩(うた)にして、送り届けよう。
名案です。
さっそくお手紙を作りました。
出来上がった手紙は郵送したり家のタンスにねじ込んだりしておきました。
残念ながら家もわからず郵送も出来なかった人は手紙だけ作りましたこのブログで届け思いよ!!!
ねおんさん
ぶらんさん
おもちさん
カモミィル
れでぃこ
ブランチェカ
レナさん
えまさん
ぷっくるちゃん
おまけ
なんかピカチュウがいるなあとおもったらコタチュウだった
イコプさんにチョコレートやお手紙をくれた奇特な方々がいた。
1月前の俺は「ありがとう、ホワイトデーには素敵なお返しをします」と感謝の気持ちでいっぱいだった。みんながびっくりするような「ちょwこれリアルに嬉しいんですけどw」的なアイテム。例えば賢者の聖水だったり、無料髪型変更券であったりとか。そんなセンスのあるアイテムを渡そうと心に決めていた。
しかしバージョンアップは魔物だった。
俺の石とは裏腹に、財布からお金が吸い取られて行く。抗いようの無い勢いだった。
気づいたら俺の財布には5000ゴールドちょっとしか残らなかった。
(その代償)
読者の方と撮影。
イコプレッドにするのに5万ゴールドかかった。かっこよくない?かっこよくない?
そういうわけでお金がない。
でもホワイトデーのお返しはしたい。俺は考えました。
そうか・・・うかつだった。お金じゃない。感謝の気持ちを伝えるには、お金とかモノだなんて無愛想なものじゃ駄目だ。手紙を送ろう。日頃の感謝、ありがとうの気持ちをこめた手紙を。そうだな、しかも普通の手紙じゃこのロマンチックなホワイトデーの日にはつまらない。ポエムを添えよう。俺のありがとうの思いを詩(うた)にして、送り届けよう。
名案です。
さっそくお手紙を作りました。
出来上がった手紙は郵送したり家のタンスにねじ込んだりしておきました。
残念ながら家もわからず郵送も出来なかった人は手紙だけ作りましたこのブログで届け思いよ!!!
ねおんさん
ぶらんさん
おもちさん
カモミィル
れでぃこ
ブランチェカ
レナさん
えまさん
ぷっくるちゃん
おまけ
なんかピカチュウがいるなあとおもったらコタチュウだった
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アズランの恵みとくつろぎをあなたにー
チームメンバーのひろが女将をつとめる、
ホテル「まぐわい」がオープンいたしました。
リーダーとして宿泊体験をして参りましたので、ご紹介を兼ねて
本日はその名店のご紹介をさせていただきます。
場所はアズラン住宅村 971丁目 おごそかな林道地区 3番地
日々の迷宮、レベルあげに疲れた私はひろからのお誘いを受け、その名店に向かいました。
アズラン駅から徒歩5分の好立地ながら、そこは都会の喧騒を感じさせない静かな隠れ家的空間。
豊かな緑に囲まれた静かな森の中、大きな木をくりぬいたような外観の旅館を見つけました。
やはりここのようです。
まずはその自慢の庭から探索してみましょう。
枯山水の影響を強く受けたと思われる風雅な庭作り。
カコン、カコンという獅子おどしの透き通るような音色が心を癒します。
静かに咲き誇る桜はアストルティアに確かに存在する和の精神を思い出させてくれました。
おもわず桜の下で少し横になります。
戦いに疲れた日々から解放され、ゆっくりと時間が過ぎることを味わう。
時間を贅沢に使うという癒しが感じられるでしょう。
小さな露天風呂を見つけました。
どれ、少し入ってみましょう。
小さいながらとても気持ちがよいお風呂です。
お湯でなくて水であったのはおそらくひろのミスでしょう。開店間際では仕方がありませんね
風呂上がりには赤広傘の元で風を味わう。
自然にとけ込んだのか、自然が私にとけ込んでくるのか。
雅と渾然一体となる喜びにあなたは感動すら覚えるでしょう。
さて、それではいよいよ中に入ってみましょう。
女将がお待ちかねのはずです。
ガチャ
あれ?
ん?
ここは?あれ?
なんで全裸なの?なんでお風呂とベッドがあるの?
ん?その椅子なに?
え、ちょっとひろ?
ちょ、ひろ、ちょ・・・
60分後
中と外のギャップが凄すぎる
ウェルカムハウスらしいので癒しを求めるあなたはぜひ。
畑に水をまくとひろが喜びます
おまけ
それいけうちのフレ ⑤ れでぃこ
どんまい、と思いました
それいけうちのフレ ⑥ プラン
テンション高い人だな、と思いました(この時時刻は午前2時)
これこの二人ばっかになってきたな・・・
チームメンバーのひろが女将をつとめる、
ホテル「まぐわい」がオープンいたしました。
リーダーとして宿泊体験をして参りましたので、ご紹介を兼ねて
本日はその名店のご紹介をさせていただきます。
場所はアズラン住宅村 971丁目 おごそかな林道地区 3番地
日々の迷宮、レベルあげに疲れた私はひろからのお誘いを受け、その名店に向かいました。
アズラン駅から徒歩5分の好立地ながら、そこは都会の喧騒を感じさせない静かな隠れ家的空間。
豊かな緑に囲まれた静かな森の中、大きな木をくりぬいたような外観の旅館を見つけました。
やはりここのようです。
まずはその自慢の庭から探索してみましょう。
枯山水の影響を強く受けたと思われる風雅な庭作り。
カコン、カコンという獅子おどしの透き通るような音色が心を癒します。
静かに咲き誇る桜はアストルティアに確かに存在する和の精神を思い出させてくれました。
おもわず桜の下で少し横になります。
戦いに疲れた日々から解放され、ゆっくりと時間が過ぎることを味わう。
時間を贅沢に使うという癒しが感じられるでしょう。
小さな露天風呂を見つけました。
どれ、少し入ってみましょう。
小さいながらとても気持ちがよいお風呂です。
お湯でなくて水であったのはおそらくひろのミスでしょう。開店間際では仕方がありませんね
風呂上がりには赤広傘の元で風を味わう。
自然にとけ込んだのか、自然が私にとけ込んでくるのか。
雅と渾然一体となる喜びにあなたは感動すら覚えるでしょう。
さて、それではいよいよ中に入ってみましょう。
女将がお待ちかねのはずです。
ガチャ
あれ?
ん?
ここは?あれ?
なんで全裸なの?なんでお風呂とベッドがあるの?
ん?その椅子なに?
え、ちょっとひろ?
ちょ、ひろ、ちょ・・・
60分後
中と外のギャップが凄すぎる
ウェルカムハウスらしいので癒しを求めるあなたはぜひ。
畑に水をまくとひろが喜びます
おまけ
それいけうちのフレ ⑤ れでぃこ
どんまい、と思いました
それいけうちのフレ ⑥ プラン
テンション高い人だな、と思いました(この時時刻は午前2時)
これこの二人ばっかになってきたな・・・
ネタがありすぎて書くことがありすぎる。
しかもそれぞれが書くのにエネルギーがいりそうなネタばかりで中々手がつけられない。
ブログ書くのが早いとか言われてますが一つの記事には2時間くらいかかっておるんですよー!
なので今日は色々たまったネタを全てそのままにしておいて何も考えないで書く。キーボードの赴くままに書く。刹那の魂をこの画面上にぶつけてやろうじゃないか
今日あったこと
今日はリアルでの仕事がたまっていたのでログインしてそのまま仕事に。
仕事の前にまず飯を食べようと思って職場でもらった弁当を電子レンジでチンする。
ふたを開くとにぎり寿司だった。マグロがほくほくになってた。
鰻かとおもったら鮨だった達筆すぎる字体だったんだよ畜生
と思いながらもぐもぐ食べて日清どんべいも食べた。意外と美味でしたー。
それで仕事をしながらチラチラバザーみたり近所に水まいたりしてたんですけど
うちにも花が咲いたっぺよぉ!!
水とか糞とかくれた人ありがとぉぉぉ!
黒花1個しか出来なかったけど、金花とかもできてて嬉しかったです。
そうだこれを機にと服の染色に手を出しました。
どうですこのオシャレ 髪の色まで変えてファーに合わせたんですよ圧倒的まさに圧倒的なファッションセンス
でも駄目だ下が決まらないあまりにもひどい
チームメイトとあーだこーだ良いながら俺のファッションを固めようとがんばったんですけど結局全然決まらなかった。この格好で家にいたら読者さんが家に来てくださって、「本物?」「いつもと違う」と不満げだったので南瓜に全裸になったら「本物だあ!」「イコプさんだ!」と納得してくれました。どういうことだってばよ
ところで読者さんが家に来てくださるととっても嬉しいんですけどイコプさん何話していいかわからなくてとりあえず「しりとりしよう」とかで場をつなぐんですけどそれにも限界が訪れやすくて、そんなときは「プラン氏家に来てくれ」と適当にプランさんを呼んでごまかすことにしました。今日もそうしてみたらプラン氏がわーわーしゃべってくれてたような感じだったのでよかったよかった和んだ和んだと思ってましたら「いつもこんなカオスなんですか」と若干引かれてました。プラン氏とPTチャットで「今は普通に会話してたよな」と若干自分たちに引いてました。今日御会いできたお客さんは「カプラさんが一番好きなんですけどカプラさんちに誰もいなかったのでこっちに来ました」みたいなことを正直に教えてくれましたほんと正直嫌いじゃない。
いや読者さん来てくださると何話していいのかパニック困ったボスけてとなることが多いので、一度めきとの湯とかカプラさんちとか行ってそのへんを勉強してみたいどんなもんなんだ和んでみたい
さて話突然変わって今後の更新予定のコーナー!
1 ホテル「まぐわい」オープン
2 ぺけぴーシークレットイベント トルネコを殺る会 〜風桜と高度な知性を伴う馬鹿〜
3 レベルあげ
の3本です!
ホテル「まぐわい」以外は正直ほかのブログさんでももう9割がた書かれてますから俺がかくこともうないんだけどないんだけどー!と思ってるので場合によっては書かない可能性もあります。後から書くのって緊張するよねそわそわするよねだってみんな展開知ってるものね照れちゃいます
さてさらに話かわってスライムチャイムとお手紙コーナー!
凄い本当にありがとうございます。スライムチャイムは家に帰るたびに光ってますし、タンスには何か入ってますし、お手紙までいただけたりとイコプさん大喜びです。ただもう俺のキャパシティではお返事を返せる量を超えてきてしまってましてそれをやるとこのブログがお返事コーナーで埋まってしまうんではないかという怖い感じになりそうでして、それは読んでくださってる方も望んでないんちゃうかと思いまして、可能な限りのエネルギーを新しい記事にぶち込みたいと思っております。ので、すみませんがお返事とか出来なくなってますごめんなさい!でも本当嬉しく読ませてもらってます!!
ところでイプコが家をたてました。
住所は忘れました。
まあお察しの通り家よりも栽培がやりたかったというだけなんです。
という感じで日々を過ごしていますー!
内容の無い記事ですみません!これからもごひいきにー!
いや内容無いのはいつものことだねぇ!
次はもっとしっかり書きます!たぶん・・・
しかもそれぞれが書くのにエネルギーがいりそうなネタばかりで中々手がつけられない。
ブログ書くのが早いとか言われてますが一つの記事には2時間くらいかかっておるんですよー!
なので今日は色々たまったネタを全てそのままにしておいて何も考えないで書く。キーボードの赴くままに書く。刹那の魂をこの画面上にぶつけてやろうじゃないか
今日あったこと
今日はリアルでの仕事がたまっていたのでログインしてそのまま仕事に。
仕事の前にまず飯を食べようと思って職場でもらった弁当を電子レンジでチンする。
ふたを開くとにぎり寿司だった。マグロがほくほくになってた。
鰻かとおもったら鮨だった達筆すぎる字体だったんだよ畜生
と思いながらもぐもぐ食べて日清どんべいも食べた。意外と美味でしたー。
それで仕事をしながらチラチラバザーみたり近所に水まいたりしてたんですけど
うちにも花が咲いたっぺよぉ!!
水とか糞とかくれた人ありがとぉぉぉ!
黒花1個しか出来なかったけど、金花とかもできてて嬉しかったです。
そうだこれを機にと服の染色に手を出しました。
どうですこのオシャレ 髪の色まで変えてファーに合わせたんですよ圧倒的まさに圧倒的なファッションセンス
でも駄目だ下が決まらないあまりにもひどい
チームメイトとあーだこーだ良いながら俺のファッションを固めようとがんばったんですけど結局全然決まらなかった。この格好で家にいたら読者さんが家に来てくださって、「本物?」「いつもと違う」と不満げだったので南瓜に全裸になったら「本物だあ!」「イコプさんだ!」と納得してくれました。どういうことだってばよ
ところで読者さんが家に来てくださるととっても嬉しいんですけどイコプさん何話していいかわからなくてとりあえず「しりとりしよう」とかで場をつなぐんですけどそれにも限界が訪れやすくて、そんなときは「プラン氏家に来てくれ」と適当にプランさんを呼んでごまかすことにしました。今日もそうしてみたらプラン氏がわーわーしゃべってくれてたような感じだったのでよかったよかった和んだ和んだと思ってましたら「いつもこんなカオスなんですか」と若干引かれてました。プラン氏とPTチャットで「今は普通に会話してたよな」と若干自分たちに引いてました。今日御会いできたお客さんは「カプラさんが一番好きなんですけどカプラさんちに誰もいなかったのでこっちに来ました」みたいなことを正直に教えてくれましたほんと正直嫌いじゃない。
いや読者さん来てくださると何話していいのかパニック困ったボスけてとなることが多いので、一度めきとの湯とかカプラさんちとか行ってそのへんを勉強してみたいどんなもんなんだ和んでみたい
さて話突然変わって今後の更新予定のコーナー!
1 ホテル「まぐわい」オープン
2 ぺけぴーシークレットイベント トルネコを殺る会 〜風桜と高度な知性を伴う馬鹿〜
3 レベルあげ
の3本です!
ホテル「まぐわい」以外は正直ほかのブログさんでももう9割がた書かれてますから俺がかくこともうないんだけどないんだけどー!と思ってるので場合によっては書かない可能性もあります。後から書くのって緊張するよねそわそわするよねだってみんな展開知ってるものね照れちゃいます
さてさらに話かわってスライムチャイムとお手紙コーナー!
凄い本当にありがとうございます。スライムチャイムは家に帰るたびに光ってますし、タンスには何か入ってますし、お手紙までいただけたりとイコプさん大喜びです。ただもう俺のキャパシティではお返事を返せる量を超えてきてしまってましてそれをやるとこのブログがお返事コーナーで埋まってしまうんではないかという怖い感じになりそうでして、それは読んでくださってる方も望んでないんちゃうかと思いまして、可能な限りのエネルギーを新しい記事にぶち込みたいと思っております。ので、すみませんがお返事とか出来なくなってますごめんなさい!でも本当嬉しく読ませてもらってます!!
ところでイプコが家をたてました。
住所は忘れました。
まあお察しの通り家よりも栽培がやりたかったというだけなんです。
という感じで日々を過ごしていますー!
内容の無い記事ですみません!これからもごひいきにー!
いや内容無いのはいつものことだねぇ!
次はもっとしっかり書きます!たぶん・・・
「このチームで、竜おま持っていないのって後だれ?」
「もうみんな持ってるんじゃない?さすがに」
「ううん、まだ持ってない人、いるよ…ほら…」
「俺のことだな」
苦渋の笑みを顔に作ると、俺は意識して笑った。乾いた笑いだ。隣に座るミイホンは敢えて俺の目線を避けるように、テレビの画面に向けてキーボードを打ちこんでいる。
俺はため息をつくと、空っぽになったグレーのガラスのコップに、水を継ぎ足すために立ち上がった。このコップは近所の雑貨屋で二人で買ったものだ。いつからだろう、このコップが1個しか見当たらなくなったのは。きっと、戸棚の奥にひっそりと仕舞われているだけのことだろうけれど。
冷たいコップに生ぬるい水を注ぎ、飲みほす。朝に食べたトマトソースのパスタは少し塩味が強すぎたようだ。喉が渇く。部屋の中には静かにテレレーというあの戦闘シーンの音楽だけが鳴り響いていた。
「竜おまか」
1000時間を超えたプレイヤーのことを、巷ではサウザンドプレイヤーと呼ぶらしい。千という数字には、古来「数多」という意味が含まれる。つまりその数を持って、一つの法(のり)を満足させることが出来うる目安なのだ。ドラゴンクエストに於いてもそれは正しい。1000時間を費やすことで、大抵のコンテンツはこなすことができる。サウザンドプレイヤーなら一通りの経験と実力はあってしかるべきなのだ。
しかし、その字名が今俺に無言の圧力をかけていた。
竜おまが、無い。
敢えて避けてきた道ではなかった。
竜おまというその圧倒的能力の魅力には早期から気づいていたし、必要性も充分に認識してきた。そして、獲得に向け自分ながら何度も挑んできたつもりである。だが、出ない。幾多の竜の死骸に裏には堆くうろこの山が出来ていた。
当初は焦りは不思議と感じなかった。チームできのこ山に何度も上り、何度も失敗してきたことだ。当然、チームのメンバーも竜おまには恵まれなかった。赤信号、みんなでわたればの精神である。「お前も持ってないのかよー」と笑いながら肩を叩き合う友人がいることで俺は安心していた。しかし、それはいつまでも続く状況ではなかった。
ある日、仮眠から覚めた俺にミイホンが言った。その顔は笑みに満ちあふれていた。
「竜おま、でたよ、でたよー!」
パラディンの不思議な踊りをリアルで再現しながら喜びを伝えるミイホン氏。その目にはうっすらと光るものすら見えたかもしれない。
「こたつも、やぬみも取れたんだよ!やったんだよ!」
「お、おう!やったなあ!」
俺も、喜びを分かち合うように笑顔を作る。しかしその顔は何故かこわばったように歪むだけだった。心の奥の冷たいグラスに、生温い水が注がれる。
「あ、もちろん、イコプも、今度取りに行こうね?手伝うんだよ!」
「お、おう頼むよ!」
そういって、そういったきり。
暫くの時が過ぎた。
一通り竜おまを手に入れたメンバー達は、次の冒険に旅立っている。あるものはそのお守りを生かして強ボスに挑んだり、あるものは合成を極めようとしている。そして俺もブログのイベント等に意識を吸い取られてしまっていた。竜おまが無いことを、忘れようとしていたのかもしれない。
しかし、そんな俺を見て、ミイホンはある日焦れたように言った。
「イコプ、竜おま取りにいかなくていいの?」
「ん、お、おお!竜おま…」
「みんなもう持ってるよ?いいの?リーダー、なんだよ」
「り、リーダーだからって、竜おま持ってなくたっていいだろ!!」
つい、声を荒げてしまった。
それは確かに、持っていなくてもいい。しかし持っているべきなのだ。
解っていたが、分かっていなかった。
ミイホンが悲しい目をして、テレビにまた目を向ける。
「昔は、そんなんじゃなかったよイコプは。誰よりも強くて、誰よりもー。ううん、いい。今は、ブログが大事だもんね」
冷たい剣で背筋を貫かれたようだった。違うー、そんなつもりじゃー。
しかし言葉でなかった。空気が液体になったように重い。必死の思いでたどり着いたテレビ画面の前で、俺は時間をかけて少しずつ自分を空から見下ろしてみた。
強いだけじゃ駄目なんだ。
でも、楽しいだけでも、駄目なんだ。
俺は何かを失っていたのかもしれない。それが何かはまだ分からない。分からないけれど、まずは、竜おまを取ろう。そうすることで、その何かを理解することが出来るかもしれない。
幸い、チームにはまだ少数ながら竜おまが無いメンバーもいた。取りに行くことにする。ミイホンはその様子を、ただ黙って見つめていた。
きのこ山につく。
やはり厳しい戦いだった。
幾多の鱗が詰み上がると裏腹に、プレイヤーの心は少しずつ削り取られて行く。精神力を要求される戦いだ。次こそ、次こそと戦う中で、常にあらわれるのは古びた木箱のみ。金色に輝くあのレア箱は幻のように現れない。
「畜生ー」
俺は歯ぎしりをして、机を叩く。ミイホンがびくっと体を震わせた。
「ちょっと、そんなにー」
「出ないんだよ!」
「・・・」
ミイホンは立ち上がると、静かに台所に姿を消した。
何やってんだ、俺。何かを取り戻そうとしてここに来たつもりなのに、取り戻すどころか、見失うことが増えてしまっている。サウザンドプレイヤーが聞いてあきれる。チームリーダーが聞いてあきれる。
俺はテレビ画面を見つめながら、その焦点はそのテレビの裏側1mくらいの所を見ているように、ぼうっと考えていた。潮時、なのかもしれない。1000時間、成し遂げるには充分な時間だし、成し遂げられなかったときの区切りとしても、また充分な時間だろう。俺は、後者だったんだ。
アストルティアでの生活が走馬灯のように浮かんできた。楽しいことばかりだった。こんな形で、俺のドラゴンクエストが終わるなんて思わなかった。チームはどうする。大丈夫、ジュウスがいる、あいつならリーダーを任せられる。みんな、おれがいなくなったってー、
机に一つ、また一つと水滴が落ちた。
悔しい。
まだ、負けたくない。
俺、こんなところで、終わりたく、ない・・・。
カチャン。
そのときだった。
机の上の水滴を隠すように、何かが置かれた。
それはオムライスだった。
湯気のたつチキンライスの上に、半熟のオムレツ。
暖かい匂いがふわりとして、そしてその上には、ケチャップで文字が書かれている。
りゅうオム
「おい、これ・・・」
「へへ、これ、食べれば絶対でるから。ほら、がんばるんだよ!」
ミイホンが照れくさそうに、ニカっと笑った。
ば、ばっかやろう。そんなことで簡単に出るんだとしたら、苦労はしないって・・・でも、いや。出るかもな。案外簡単に出るのかも。このオムライスの上に卵が乗って、ケチャップで文字が書けたみたいに、それはそういうふうに、出るものなのかもしれない。
「出るな、これは」
「うんうん」
何を考えてたんだ俺は。竜おまなんてたかが一つのレアドロップ。サウザンドプレイヤーの俺からしてみれば、単純な一個のコンテンツの一つにしか過ぎない。取ってやるよ。このオムライスをもぐもぐと平らげて、美味い!とお前に伝えるみたいに、「出たぞ!」と伝えてやる。そんな男が、コスポミレイジュのリーダーだって、思いださせてやる!!
俺はコントローラーを握りしめた。不思議なほどそのコントローラーは、軽かった。
ー結論を言おう。
その日は竜おまは出なかった。しかし、出なかったことは大きなことではない。なぜか?
また、取りにいけばいいからだ。
ドラゴンクエストの世界はまだまだ続いて行く。俺もその中で、日々過ごしていこう。
ブログを書き始めたときにつけていたサブタイトルのように。
「やりたいように、やっていこうよ」
続く
おまけ
竜おまが如く3
上の記載はちょこっとだけ誇張した感じになってしまったので、こちらにチャットとかの記載を乗せてもう一回書き直してみます。まあチャットとか乗せたところで別に変わらないですけどー。
さーさー!そんな感じで竜おまを取りたい取りたいいい加減とらないと強ボスとか行きにくいってばよー!たのむってばよー!誰か手伝ってってばよー!
という気持ちで、相変わらず取れていないにぼし、ポローニャと言ってきました!竜おま!
おまる気まんまんのメンバー。
行きましょう。ぴぃぴの石できたよ!
余談ですがドラゴンクエストの漢字変換ってたまに凄いの出ますよね。
さて、これまで何度挑んでも竜おま取れないので我々の心は傷だらけのブロークンハート思春期ばりの状態です。そのため、あらかじめ予防策を取る必要があります。
心の防衛線をはる一番の効果的作戦は、自らを偽ること。
竜おまが欲しいなんて言ってると出なかったときに辛いでしょう?
違うんだよ俺たちは今からうろこを取りにいくんだよ!と自らを偽って行きましょう。
<うろこに精神を集中することで心の防衛線を張るメンバー>
そしてきのこ山へ!
ポローニャがまじゅうの爪を買ったとかでその実力やいかに!32のダメージ!
傷心のポローニャが「魔法使いになってくる」と去ってしまったので、待つメンバー。
こたつさんがにぼしさんのアフロをなじります。
かわいそうなにぼし
そしてポローニャが合流。
メンバーはイコプ僧侶60、こたつ盗賊60、にぼし魔法使い59、ポローニャ魔法使い60
さらにはチムメンバーのキリトがレンジャーで応援係に来てくれます。
必殺でまくりの倒しまくりでもう宝箱でまくりです。これすぐ出るんちゃうの。
ちょりりーん
うろこだ。
うろこすら出なくてゴールドが出たときも
何もでない時も
俺たちは、けして現実を見ない!
けして現実を見ない!!!
途中でキリトがお出かけしてしまったが、レンジャーもみじが何か突然応援にきてくれた。
こたつの応援にきたと。ありがてえ!その瞬間からにぼしのテンションがかなりあがった気がしたぜ!なかみおっさんだけどな!
しかしそれでもあまりにも出ないので、こたつが「神様に祈ってみよう」と提案。
こたつ以外は踊ってました
そして時はたちついにその時が訪れる
うろこがり終了
完
おまけのおまけ
風桜さんのアップ
風が凪ぐ…空の合間に見えた人影…あ、あれはそう!
みんなのヒーロー!
ハンマーマスターイコプ!
ということでバトマスとりました。
いやーバージョンアップに参加してます楽しいですね。
ついにイコプさんプレイ時間が1000時間を超えました。職場のドラクエプレーヤーさんと真面目な仕事の話をしているときに「(こんな真面目な話が出来るなんて)俺たちまだ大丈夫ですね」「ええなんとかなってますね」とお互いを再確認しました大丈夫俺たちはまだ全てを失ってはいないんだリアル大事に
さて最近のことだらだら日記ー!ヒューヒューボンボン!
バトマスと賢者をとっていなかったので、とりたいとりたいパッシブ欲しいと募る思いを胸にログイン
賢者がとりたいとアピールしたところ、
オカルトメガネが必要とのことです。
メダルもったいない。メダル大事に。
けして俺はオカルトメガネを準備しない強い意志をアピールすることでオカルトメガネ持ってる人だれか手伝ってぇという強い意志を間接的にアピールする高度なチャットテクニック
やぬみさんが持っているとのことでした。持つべきものは友。
賢者のクエストはドルアームで受けられます。
そのあとジュリアナ地下廃坑みたいな名前のところに行ってメトロゴーストを倒しましょう。
このゴーストを見つけるのにオカルトメガネがあると便利です。
持っていないイコプさんは諦観してやぬみさんに「ついていく」に終始。潔さの権化イコプ。
こたつとやぬみさんはとりあえず強いので一瞬で倒してくれます。
決め台詞を言っているうちに画面の遠くで敵が死んでいく。
10分くらいで終わりました。
ありがたやありがたや
そして次はバトルマスター
これは何かめんどくさいという噂でこれも手伝ってもらえると楽そうです
しかし今賢者を手伝ってもらったばかり
わがままはいけません親しき仲にも礼儀あり
こたつさんに控えめにお願いしてみます
ヴェリナード領北へ
ターゲットはデッドペッカー。
バージョンアップ直後はもうあり得ないくらいの混みようでしたが今はスカスカでした。
例の試練のバングルをはめて倒します。
マヌーサをしてくるので、マヌーハが使えるキャラがいるといいってこたつが言ってました。
爆裂で倒すとカウントされないという前情報は予習済み。抜かりなし。
あれ?倒してもカウントされないよ?
もう一度倒す。あれ?カウントされないよ?何これバグ?
盾を外さないと駄目みたいです今からやるひとは気をつけて。
そして危なげなくクリア!!ありがたやありがたや
これでレベルあげに専念できそうです。
さてその後は華麗に寝落ちしまして、朝5時に起きました。
ログインして賢者をせっせとタコ狩りレベルあげしていたところ、
ぷっくるちゃんからフレチャが
トルネコツアーに行かないか?とのこと。
お!噂のトルネコさんに出会おうツアー略してトルネコツアーですね!!
行きましょう!
人脈神にまかせよ
3人で行きましょう。烏合の衆より少数精鋭といいます。
さ、パーティに誘ってくださいぷっくるちゃん。
プックルちゃんは女キャラを使用しながらもネカマスキルに自信がない様子。
そんなことではこの生き馬の目を抜くようなアストルティアの大陸では今後のプックルちゃんがやっていけるか不安でなりません。やるだけやってみよう、やれば出来るよ!
<プックルちゃんの精一杯のセクシー>
きも…
これではいけないプックルちゃんに女子力とは何たるかを伝える必要があろう。
アストルティアで一番いい女と噂で持ちきりイプコの出番です。
2アカで突入することになりました。
さてせっかくバトルマスターを取ったところです。
俺バトルマスターで行きたいです。でもレベル1なんでプックルちゃんとレナさんには迷惑をかけるかもしれない。プックルちゃんはまぁいいですがレナさんに迷惑をかけるわけにはいかない。どうしよう。
おう気にすることなかったこの人達みんな何も考えてないわ
ということでバト1バト1バト1僧侶1の物理構成といっていいのか何なのかの構成で迷宮へ。
トルネコに会うという趣旨から一転福引き券を持って帰られるかという趣旨に変わった瞬間です
プックルちゃんに女子力を見せつけますが特に反応はありませんでした
せいっせいっ
ポコッポコッ
意外と行けます。
格闘に振っている3人がいるだけあってむしろ余裕といっても過言ではないほど。
イプコも迷宮を進むうちにホイミやらキアリーやらを覚え始めパーティを守る僧侶として急成長
38秒での圧勝。さすがサウザンドプレイヤー(1000時間を超えたプレイヤー)の実力は違う。1レベルと言えども圧倒的そのパッシブ、プレイヤースキル。
これ何度もいきましょうということになって、トルネコに会うまで繰り返すことにしました。
がんばろう!
2週目ー。
3週目ー。
4週目ー。
5週目ー。
6週目ー。
7週目ー。
さて。
トルネコっ…出ずっ…!!