- 11/27 [PR]
- 06/22 日常と日常とそして日常と
- 06/22 旅芸人50クエスト
- 06/22 こーてん君と絆の指輪②
- 06/18 こーてん君と絆の指輪①
- 06/16 べりあるおじさん2
Title list of 日記
ミイホンさんが新しい仕草を取ったとのことで見に行きました。
髪型戻しました
ブッタヘアーから髪型を戻しました(理由:飽きた)
ブッタヘアーがいなくなったことでブッタがいなくなったと悲しむこたつ
さよならぶっちゃん・・・今までありがとう
読者さんとお話
見てますと言っていただけまして!恐縮恐縮であります。
その日はお話していたら「今からヒレがきます」と
ふむウェディが、と思ったらウェディじゃなかったので憤慨していたらフレの間違いでした
風桜イベント「甦りし暗器と古の魔法使い」
先日行われた風桜さんのイベントに行ってきました!
当初、行こうかな?どうしようかな?行っても知らない人ばかりだったらソワソワしちゃうからなと怯えていたので、フレンドに行くかどうか聞いてみました。
よーしふうおう来るなら安心だ!
しかし問題はこのイベント魔法使いイベントでして、魔法使いで行かねばならないという縛りがあるのです。魔法使い30才の私は盾スキルを取るためだけに育て上げた魔法使いですので当然装備も何もありません。せっかくのイベントだ、オシャレしていかなきゃ。すぐさまアストルティアの原宿メギストリスに向かいました。
完成しました。見てくださいこのハイセンス。
黒く染め上げたモーモン帽子と金色に輝くパンツ&シューズ
のちにすぽぽびっち氏は言いました、「その格好はイコプしか出来ない」と
オシャレ上級者でしか無理ということですね分かります
そして会場のピィピのお宿へ。
ゴィサンとパーティを組んで向かいました。
最近、ゴィさん白い髪型の普通のオシャレさんに戻ってたんですけど、
またイベントの前ということで超灰色になってました。
正装がログアウトスタイルなんて何て業の深い男よ・・・おぉ・・・
到着すると、たくさんの人がいました。WiiUでの表示しきらないくらいでした。
50人くらいはいたと思うんですが、正直正確な人数は不明ですもっといたかもしれません。
ラブリーテンダーおもちさんを発見。
勝手に記念撮影しときました。
そうこうして暫く遊ぶと。
風桜が来て、イベント開始となりました!
人が多すぎて風桜撮影できませんでした!でも声だけ聞こえた!
なんかキャーキャー言いたかった!
ゴィさんのお友達、スコルさんとパーティを組んでいざ魔物狩りに向かいます。
このイベントは毒針の急所攻撃だけでモンスターを倒して遊ぼうという企画です。
このマップの中でどのモンスターを倒しても良いとのことでしたので、
そう言われちゃああいつしかいないでしょう。
そう、このマップでは1匹だけ存在する、あいつです。
ボストロール。
死にました。
強すぎる30レベルの魔法使いではとても歯がたたない。
ゴィさんにザオを要求しますがあっけなく断われました。
スコルさああああああんっ
ゴィさあああああああん!!
おっあおにゃん!あおにゃんじゃないか!大天使!
よかったあおにゃん大天使が来てくれたならもう助かったも同然です
あおにゃんもザオはないとバッサリでしたが、しかし、あおにゃんならやってくれる。
俺達の悔恨を晴らしてくれるに違いありません。
敵を、敵をとってくれあおにゃん!
あおにゃんは何も言わずにボストロールに立ち向かうと、毒針を突き立てました。
その背中は語っていました。「私にまかせて」と。
すぐ死んでました。
その後ターゲットを変えてプスプスやってましたが全然急所に当たらないわビールがもう超絶よっぱらってきてて何かむしろ気持ち悪いくらいだわで離脱しましたゴィさんスコルさんありがとう。
爆誕バニーミイホン
机の上のノートに色々素材とか値段とか書いてあってチェックマークが並んでいるなぁとは思っていたのですが。
ミイホンさんがまたこつこつこつこつと素材を集めてついに手に入れたとのことです。
マスターミイホン、ゴシックミイホンと並んで、ついに来ました!バニーミイホンです!
えりん氏に作ってもらったとのことなので、後は私が練金を施すことになりました。
練金★タイム
画面は楽しそうですが画面を見つめるリアルの二人は興奮と緊張で冷や汗ダラダラとなっております
うおおおおお神様ぁああああ
イコプ「ごめんなさい」
ミイホン「全然いいんだよ!」
イコプ「そういえばのどかわいたね」
ミイホン「近くに公園があるよ」
そんなこんなで出来上がった結果はこちら!
上級中心にやったわりには中々よかったのではないでしょうか!
バザー買うよりは黒字だとおもうんだよね!
そして運命の試着へ。
ミイホン「どこから着る?!どこから!?」
イコプ「どこからでも一緒だよ」
ミイホン「ワァアアアアアア」
イコプ「よかった・・・本当によかった・・・」
そしてメギストリスで染色も施す。
読者の方と一緒にぱちり。
俺も高い装備とかそろそろ揃えなきゃなあぁと思いました!
ポチるほどに強くなれるよ
風に揺れている花のように
髪型戻しました
ブッタヘアーから髪型を戻しました(理由:飽きた)
ブッタヘアーがいなくなったことでブッタがいなくなったと悲しむこたつ
さよならぶっちゃん・・・今までありがとう
読者さんとお話
見てますと言っていただけまして!恐縮恐縮であります。
その日はお話していたら「今からヒレがきます」と
ふむウェディが、と思ったらウェディじゃなかったので憤慨していたらフレの間違いでした
風桜イベント「甦りし暗器と古の魔法使い」
先日行われた風桜さんのイベントに行ってきました!
当初、行こうかな?どうしようかな?行っても知らない人ばかりだったらソワソワしちゃうからなと怯えていたので、フレンドに行くかどうか聞いてみました。
よーしふうおう来るなら安心だ!
しかし問題はこのイベント魔法使いイベントでして、魔法使いで行かねばならないという縛りがあるのです。魔法使い30才の私は盾スキルを取るためだけに育て上げた魔法使いですので当然装備も何もありません。せっかくのイベントだ、オシャレしていかなきゃ。すぐさまアストルティアの原宿メギストリスに向かいました。
完成しました。見てくださいこのハイセンス。
黒く染め上げたモーモン帽子と金色に輝くパンツ&シューズ
のちにすぽぽびっち氏は言いました、「その格好はイコプしか出来ない」と
オシャレ上級者でしか無理ということですね分かります
そして会場のピィピのお宿へ。
ゴィサンとパーティを組んで向かいました。
最近、ゴィさん白い髪型の普通のオシャレさんに戻ってたんですけど、
またイベントの前ということで超灰色になってました。
正装がログアウトスタイルなんて何て業の深い男よ・・・おぉ・・・
到着すると、たくさんの人がいました。WiiUでの表示しきらないくらいでした。
50人くらいはいたと思うんですが、正直正確な人数は不明ですもっといたかもしれません。
ラブリーテンダーおもちさんを発見。
勝手に記念撮影しときました。
そうこうして暫く遊ぶと。
風桜が来て、イベント開始となりました!
人が多すぎて風桜撮影できませんでした!でも声だけ聞こえた!
なんかキャーキャー言いたかった!
ゴィさんのお友達、スコルさんとパーティを組んでいざ魔物狩りに向かいます。
このイベントは毒針の急所攻撃だけでモンスターを倒して遊ぼうという企画です。
このマップの中でどのモンスターを倒しても良いとのことでしたので、
そう言われちゃああいつしかいないでしょう。
そう、このマップでは1匹だけ存在する、あいつです。
ボストロール。
死にました。
強すぎる30レベルの魔法使いではとても歯がたたない。
ゴィさんにザオを要求しますがあっけなく断われました。
スコルさああああああんっ
ゴィさあああああああん!!
おっあおにゃん!あおにゃんじゃないか!大天使!
よかったあおにゃん大天使が来てくれたならもう助かったも同然です
あおにゃんもザオはないとバッサリでしたが、しかし、あおにゃんならやってくれる。
俺達の悔恨を晴らしてくれるに違いありません。
敵を、敵をとってくれあおにゃん!
あおにゃんは何も言わずにボストロールに立ち向かうと、毒針を突き立てました。
その背中は語っていました。「私にまかせて」と。
すぐ死んでました。
その後ターゲットを変えてプスプスやってましたが全然急所に当たらないわビールがもう超絶よっぱらってきてて何かむしろ気持ち悪いくらいだわで離脱しましたゴィさんスコルさんありがとう。
爆誕バニーミイホン
机の上のノートに色々素材とか値段とか書いてあってチェックマークが並んでいるなぁとは思っていたのですが。
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練金★タイム
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うおおおおお神様ぁああああ
イコプ「ごめんなさい」
ミイホン「全然いいんだよ!」
イコプ「そういえばのどかわいたね」
ミイホン「近くに公園があるよ」
そんなこんなで出来上がった結果はこちら!
上級中心にやったわりには中々よかったのではないでしょうか!
バザー買うよりは黒字だとおもうんだよね!
そして運命の試着へ。
ミイホン「どこから着る?!どこから!?」
イコプ「どこからでも一緒だよ」
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イコプ「よかった・・・本当によかった・・・」
そしてメギストリスで染色も施す。
読者の方と一緒にぱちり。
俺も高い装備とかそろそろ揃えなきゃなあぁと思いました!
ポチるほどに強くなれるよ
風に揺れている花のように
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もう攻略とか言うのは諦めました。超絶諦めました。
いやもう諦めたというか、調子こいて「攻略www」とか言いながら記事書くと、
このようにアクセス解析の6番目に「バズズ攻略」とか出てきてですね。
イコプさん失禁しかけましたマジですみませんごめんなさい許してくださいと地にめり込むほどに頭を下げる勢いです。攻略ブログはせるもとかサワッチとか有名なところを、ご参照ください!ご足労申し訳なかったー!ここに貴方の求める情報はおそらく無いのです!
さて、ということでまぁ攻略は諦めて旅芸人50クエストを「紹介」しようと思います!
ええ!紹介なら出来る!「旅芸人50クエスト 紹介」で検索する人はおらんやろうしな!ちょっとどんなクエストか知りたいなぁウフフ物知りになりたい私かっこいいとかそんな空気の人が読んでくだされば是幸いくらいの記事を書きたい思いますヒヨヒヨ。
ということでネタバレが以下あります!
旅芸人クエスト未だやっていない方で見たくない方はそっとブラウザを閉じるもしくは見た後に逆行性健忘してくださいね。
さて、こたつが旅芸人50になったとかで、やりに行きたいと言いだしました。
すぐに4人の勇者が集まりました。
さていつものように何もクエストの概要はわかっていない私。
そもそも旅芸人26レベルですからねストーリーもなにもわけがわかっておりません。少しでも感情移入するために、物語の流れを教えてもらいましょう!
悪い奴がいるだとー!!!!悪い奴倒すー!!!!!!!
さて完全に感情移入しました私たち悪い奴を滅することだけを考える正義の殺戮戦闘マシーンと化しております。行きましょうさあ行きましょう直ぐ行きましょう。メギストリスに集合します。
おどるミイホンとこたつ
踊り始める
その時だった。
踊りもさて、そろそろ・・・という時に、ミイホン氏から信じられない言葉が放たれた。
という感じで15分くらい経過してやっと出発します。
場所はメギストリスの近くの洞窟です洞窟の名前は攻略サイトとかで調べてくださいね何せ紹介ですからねクオリティなんて1つも必要ないこれが自由か羽を得た天使のように筆が進みますイコプですこんばんは
途中の洞窟でわっさわっさ増えるベロベロに絡まれる
火力不足でわっさわっさ増え続ける窮地
遅れてきたフジコに救われるパーティ
なんて格好だ
格好とか
ところで今回は50クエということでしたので、50クエの気持ちになりきるというコンセプトで、全員50以下のレベルで来ました。
その時の構成。
スパスパレン芸
火力に不安ありですね確かに・・・。
バイシ大作戦で挑むことになります。
そんな強いって聞いた事ないし、なんとかいけるでしょう。
誰も武器にスキルふってませんが。
そして戦闘前に並んでサイクロン。
なんでフジコ先頭に来たんこうなること分かってたよね
そしてボスへ。
ほほうこいつがボスですか。狂ってますねって言われた。
そしていざボス戦開始!!
そうですね強いて言えば弱かったですね
なんのコメントもしようがない感じで撃破。
ストーリーの流れがよくわかりませんが、この悪い奴はどうやら実力のある自分が評価されないことを社会に求めてしまったということで風刺の効いたスクエニストーリーということなんだと思いますが最後だけ見てもやっぱりよくわかりませんでした。まあ芸術ってそういうもんですよね相対評価あっての芸術です厳しい世界です。
真剣に聞くこたつ
そんなちょっとセンチな気持ちになるクエストでした。
おまけ
大天使ってどんなのがいたっけーという話になったとき
あとラミレスは横浜の4番な
いやもう諦めたというか、調子こいて「攻略www」とか言いながら記事書くと、
このようにアクセス解析の6番目に「バズズ攻略」とか出てきてですね。
イコプさん失禁しかけましたマジですみませんごめんなさい許してくださいと地にめり込むほどに頭を下げる勢いです。攻略ブログはせるもとかサワッチとか有名なところを、ご参照ください!ご足労申し訳なかったー!ここに貴方の求める情報はおそらく無いのです!
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さて、こたつが旅芸人50になったとかで、やりに行きたいと言いだしました。
すぐに4人の勇者が集まりました。
さていつものように何もクエストの概要はわかっていない私。
そもそも旅芸人26レベルですからねストーリーもなにもわけがわかっておりません。少しでも感情移入するために、物語の流れを教えてもらいましょう!
悪い奴がいるだとー!!!!悪い奴倒すー!!!!!!!
さて完全に感情移入しました私たち悪い奴を滅することだけを考える正義の殺戮戦闘マシーンと化しております。行きましょうさあ行きましょう直ぐ行きましょう。メギストリスに集合します。
おどるミイホンとこたつ
踊り始める
その時だった。
踊りもさて、そろそろ・・・という時に、ミイホン氏から信じられない言葉が放たれた。
という感じで15分くらい経過してやっと出発します。
場所はメギストリスの近くの洞窟です洞窟の名前は攻略サイトとかで調べてくださいね何せ紹介ですからねクオリティなんて1つも必要ないこれが自由か羽を得た天使のように筆が進みますイコプですこんばんは
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火力不足でわっさわっさ増え続ける窮地
遅れてきたフジコに救われるパーティ
なんて格好だ
格好とか
ところで今回は50クエということでしたので、50クエの気持ちになりきるというコンセプトで、全員50以下のレベルで来ました。
その時の構成。
スパスパレン芸
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誰も武器にスキルふってませんが。
そして戦闘前に並んでサイクロン。
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そしてボスへ。
ほほうこいつがボスですか。狂ってますねって言われた。
そしていざボス戦開始!!
そうですね強いて言えば弱かったですね
なんのコメントもしようがない感じで撃破。
ストーリーの流れがよくわかりませんが、この悪い奴はどうやら実力のある自分が評価されないことを社会に求めてしまったということで風刺の効いたスクエニストーリーということなんだと思いますが最後だけ見てもやっぱりよくわかりませんでした。まあ芸術ってそういうもんですよね相対評価あっての芸術です厳しい世界です。
真剣に聞くこたつ
そんなちょっとセンチな気持ちになるクエストでした。
おまけ
大天使ってどんなのがいたっけーという話になったとき
あとラミレスは横浜の4番な
この日の為に、なけなしのお金を叩いて買ったツメ。
力を込めて振り下ろしたそれが、薄暗い部屋の中に、キラリと照り返し光った。
しかし、濃い紫色の体毛は見た目以上に太く固く、磨き抜かれたはずの刃は、ゴムのような感触に跳ね返された。きつくきつく締めた止め金具が前腕にめり込み、しびれが走る。
「プランさんっ、こいつ・・・」
「馬鹿やろう!よそ見すんな!」
悪猿の想像以上の防御力に怯むレオ。一瞬の弱気から、プランを振り返ったその背後から、風と熱風の悪霊は無造作に豪腕をふるった。背中全体にひろがる灼熱感ーそして次に来るはずの痛みという感覚が脊髄を駆け上がる前に、レオは意識を失い、ゆっくりと倒れた。その後ろには、焦点の定まらない深い目で、こちらを見つめる悪猿が、熱い息を吐き出していた。
「ちっ」
プランはその体躯を震わせると、倒れるレオをかばうように、バズズの胸元に飛び込んだ。そのままショルダータックルのように体をぶつける。深い体毛に体を半ば埋め、その全体重をバズズに押し付けた。低い姿勢をとり、両足に全身全霊の力を込める。首もとにバズズの灼熱の呼吸が降り注ぎ、ちりちりと焼けるようだった。バズズが移動を始めようと押し返してくる。
だが、一歩も、これ以上進ませない。後ろにいる、二人の僧侶のもとには。
「イコプっ、こーてん・・・!」
その時、こーてんは完全に固まっていた。頭の中で何度もシュミレートしていた開幕。戦闘が始まる前に思い描いていた、スキルの構成。祈りから続き、ズッシード、スクルト、フバーハ、による強化。何度もイメージしてきたはずだった。
しかし、開幕直後のツインクローで、死者が出るなんて予想だにしていなかった。まさか、そんな一撃で。
「開幕が、一番大事。開幕が乗り切れれば、大丈夫だから」
事前にイコプさんが言っていた言葉が思い出された。その、大事な開幕で。この場合、俺はズッシードをすればいいのか?それとも、ザオ係の俺が蘇生に走るのか?でも、プランさんまで死んでしまったら、もう壊滅じゃー。頭の中に、数多の選択肢と、寸後に待ち構えている最悪の場面が一瞬にして爆発し、こーてんは固まった。手が震えて、動かない。準備してきたのに。今日のために、一生懸命、みんなで。狭まる視界の中で、獰猛な鼻息を荒げる、バズズと目が合った。殺意を混めた目線が、一直線に自分を貫いていた。駄目だ、殺される。勝てないー
「ザオいくよ」
ガラスを打ち破るように、声が聞こえた。
そしてスタスタと青い衣を翻し、イコプは走っていった。腐臭荒げる悪猿のもとに、さも造作も無いように近づいていく。それはまるで近所に買い物にでも行くかのように。
そんな無防備に・・・いや・・・でも・・・?
こーてんは改めてバズズを見た。殺気迸るその視線は、先ほどから明らかにこちらを見ている。目があう。バズズはつまりー俺を狙っている。落ち着いて見ると、バズズはじりじりと此方に進んできていた。そうか、今バズズのターゲットは俺なんだ、しかし、咆哮を上げるプランがそれを妨害するように、押し返してくれている。イコプさんがあんなにも無造作に進んだのも、それだから。イコプさんは胸の前で指印を切ると、レオさんの周りに暖かい青い光を呼び寄せていた。そしてこっちをちらりと見る。その目は、何かを楽しんでいるかのように、優しかった。
そうだ、大丈夫だ。
俺には頼れる仲間がいる。そして今、俺がやることは。
こーてんは杖を構えた。手はもう震えていなかった。
ズッシードが発動し、体に重量を得たプランは更に体を深く落とすと、バズズをじわじわと押し戻しはじめた。イコプはレオの蘇生を終えると、速やかに後方に下がる。こーてんは既にスクルトを終え、フバーハを唱え始めていた。いくで、こーてんさん。頼れる僧侶を横目に、イコプは自身も聖なる祈りを唱え始め、バズズが次に狙うターゲットへの攻撃に備えた。蘇生されたばかりのレオは、しかし1つの動揺も見せることなく、すぐさまプランの横につく。二人の冥獣のツメがバズズの深い毛の合間から、少しずつその肉に傷をつけ始めた。
そこから先は持久戦だった。
悪霊たる魔力と、圧倒的な攻撃力が、壁のように4人を押し続けた。
しかし、崩れ落ちそうになるたびに、奇跡のような反撃が4人を後押しした。バズズの高速の連続攻撃の合間に入りこむ回復魔法。全滅間際に発動する武闘家の一喝。しかし、奇跡はあくまで努力の元に降り注ぐ。耐性を揃えたことによる、ザラキーマのボーナスターン。集中を切らすことなく避け続けるバギムーチョ、イオグランデ。その1つ1つ、そしてその全てが、4人を支えていた。
「プランさんがタゲって連発してた」
ボスに入る部屋の前、半分冗談めかすように笑っていたレオは、しかし今誰よりもその言葉を意識していた。倒れ、そして起き上がり、ツメをふるう。極度の集中の中、裏腹にレオは思い出していた。こーてん君に初めて会ったときのことを。
「初めてのコインボスだから、みんなでやってみたいんだ」
「友達と一緒にやるドラクエって、楽しいね」
子供のように微笑む彼。私より何倍もでかい体をして、子供っぽいこと言うんだからなんて、あのときは思ったけれど。でも不思議と居心地がよかったんだ。そんなこーてん君と、今戦ってる。こんな強いボスを倒すために、一緒に。
倒れた私の元に、とても真剣な顔で、息急き走ってきて蘇生してくれるこーてん君と目が合うと、私は少し笑ってしまった。そして再び拳に力を込めた。
こーてん君に勝利を。そして私自身にも、勝利を。
ドラクエを始めて、初めてこんなに頑張って準備したボス戦だもの。この私が頑張ったんだ、その努力は報われなきゃ、ね。
強く床を蹴ると、今や赤い文字となったバズズに、私はありったけのタイガークローをぶち込んでやった。
そして、バズズは、倒れた。
苦悶とともに、そして解き放たれる喜びと共に。
轟音と、圧倒的な量の光の奔流が、薄暗い部屋を照らした後、
4人は静まりかえった部屋の中に、立ちすくんでいた。
「うおおおおおおおお!!」
叫ぶプラン。やったね、と微笑むレオ、そしてイコプ。
こーてんは信じられない、といった面持ちで、まだ杖を握りしめていた。
プランはこーてんの肩をドンと叩くと、部屋の奥にいつのまにか鎮座している、赤い宝箱を見やった。
「あけてくれ、こーてん君」
いいの?という表情を浮かべるこーてんに、3人はうんうんと頷いた。
ゆっくりと宝箱に近づくこーてん。
宝箱が、開いた。
こーてん君は動かなかった。
そして何も言わなかった。
ただ宝箱を開いたままの姿勢で、固まっていた。
せ、聖水がよほどショックだったかな。
心配になって宝箱をあける、残りの3人。
結果じゃない。
指輪よりも、大切な思い出を手に入れたから。
でもやっぱり、嬉しかった。
こーてん君とレオの指に、キラリと嬉しそうに光るソーサリーリングが、思い出を形に残してくれたみたいだった。
押してケロぉ!
おまけ
その後連戦でアトラスも行きましょうとなりまして
次の戦いに備えて身支度する二人
イコプ「パフパフッwおけしょうww」
プラン「ちゃぷちゃぷwwちゃぷちゃぷww」
レオ「はよ」
イコプ「ぶーふぁっふぁ仏陀ww仏陀っっw」
プラン「じーざすwwwきりすとwww」
レオ「はよ」
そしたらまさかのトルネコですよ。
こーてん君のリアル僧侶ラック半端ないマジで半端ない。
レオ「デブはよ」
プラン「えっデブって俺のこと?怒った」
プランがふてくされたので記念写真には入りませんでした。
プラン「やっぱいれてよぉ」
寂しかったようです
そしてアトラスも撃破。
最後に、みんなで海に向かってはしりました。
うえーい!!
水着水着ーうえーい!!
わっしょーい!入れねー!!!まあいいよねー!おつかれさーん!!!!
おまけ2
思い出がMP1に変わった瞬間
力を込めて振り下ろしたそれが、薄暗い部屋の中に、キラリと照り返し光った。
しかし、濃い紫色の体毛は見た目以上に太く固く、磨き抜かれたはずの刃は、ゴムのような感触に跳ね返された。きつくきつく締めた止め金具が前腕にめり込み、しびれが走る。
「プランさんっ、こいつ・・・」
「馬鹿やろう!よそ見すんな!」
悪猿の想像以上の防御力に怯むレオ。一瞬の弱気から、プランを振り返ったその背後から、風と熱風の悪霊は無造作に豪腕をふるった。背中全体にひろがる灼熱感ーそして次に来るはずの痛みという感覚が脊髄を駆け上がる前に、レオは意識を失い、ゆっくりと倒れた。その後ろには、焦点の定まらない深い目で、こちらを見つめる悪猿が、熱い息を吐き出していた。
「ちっ」
プランはその体躯を震わせると、倒れるレオをかばうように、バズズの胸元に飛び込んだ。そのままショルダータックルのように体をぶつける。深い体毛に体を半ば埋め、その全体重をバズズに押し付けた。低い姿勢をとり、両足に全身全霊の力を込める。首もとにバズズの灼熱の呼吸が降り注ぎ、ちりちりと焼けるようだった。バズズが移動を始めようと押し返してくる。
だが、一歩も、これ以上進ませない。後ろにいる、二人の僧侶のもとには。
「イコプっ、こーてん・・・!」
その時、こーてんは完全に固まっていた。頭の中で何度もシュミレートしていた開幕。戦闘が始まる前に思い描いていた、スキルの構成。祈りから続き、ズッシード、スクルト、フバーハ、による強化。何度もイメージしてきたはずだった。
しかし、開幕直後のツインクローで、死者が出るなんて予想だにしていなかった。まさか、そんな一撃で。
「開幕が、一番大事。開幕が乗り切れれば、大丈夫だから」
事前にイコプさんが言っていた言葉が思い出された。その、大事な開幕で。この場合、俺はズッシードをすればいいのか?それとも、ザオ係の俺が蘇生に走るのか?でも、プランさんまで死んでしまったら、もう壊滅じゃー。頭の中に、数多の選択肢と、寸後に待ち構えている最悪の場面が一瞬にして爆発し、こーてんは固まった。手が震えて、動かない。準備してきたのに。今日のために、一生懸命、みんなで。狭まる視界の中で、獰猛な鼻息を荒げる、バズズと目が合った。殺意を混めた目線が、一直線に自分を貫いていた。駄目だ、殺される。勝てないー
「ザオいくよ」
ガラスを打ち破るように、声が聞こえた。
そしてスタスタと青い衣を翻し、イコプは走っていった。腐臭荒げる悪猿のもとに、さも造作も無いように近づいていく。それはまるで近所に買い物にでも行くかのように。
そんな無防備に・・・いや・・・でも・・・?
こーてんは改めてバズズを見た。殺気迸るその視線は、先ほどから明らかにこちらを見ている。目があう。バズズはつまりー俺を狙っている。落ち着いて見ると、バズズはじりじりと此方に進んできていた。そうか、今バズズのターゲットは俺なんだ、しかし、咆哮を上げるプランがそれを妨害するように、押し返してくれている。イコプさんがあんなにも無造作に進んだのも、それだから。イコプさんは胸の前で指印を切ると、レオさんの周りに暖かい青い光を呼び寄せていた。そしてこっちをちらりと見る。その目は、何かを楽しんでいるかのように、優しかった。
そうだ、大丈夫だ。
俺には頼れる仲間がいる。そして今、俺がやることは。
こーてんは杖を構えた。手はもう震えていなかった。
ズッシードが発動し、体に重量を得たプランは更に体を深く落とすと、バズズをじわじわと押し戻しはじめた。イコプはレオの蘇生を終えると、速やかに後方に下がる。こーてんは既にスクルトを終え、フバーハを唱え始めていた。いくで、こーてんさん。頼れる僧侶を横目に、イコプは自身も聖なる祈りを唱え始め、バズズが次に狙うターゲットへの攻撃に備えた。蘇生されたばかりのレオは、しかし1つの動揺も見せることなく、すぐさまプランの横につく。二人の冥獣のツメがバズズの深い毛の合間から、少しずつその肉に傷をつけ始めた。
そこから先は持久戦だった。
悪霊たる魔力と、圧倒的な攻撃力が、壁のように4人を押し続けた。
しかし、崩れ落ちそうになるたびに、奇跡のような反撃が4人を後押しした。バズズの高速の連続攻撃の合間に入りこむ回復魔法。全滅間際に発動する武闘家の一喝。しかし、奇跡はあくまで努力の元に降り注ぐ。耐性を揃えたことによる、ザラキーマのボーナスターン。集中を切らすことなく避け続けるバギムーチョ、イオグランデ。その1つ1つ、そしてその全てが、4人を支えていた。
「プランさんがタゲって連発してた」
ボスに入る部屋の前、半分冗談めかすように笑っていたレオは、しかし今誰よりもその言葉を意識していた。倒れ、そして起き上がり、ツメをふるう。極度の集中の中、裏腹にレオは思い出していた。こーてん君に初めて会ったときのことを。
「初めてのコインボスだから、みんなでやってみたいんだ」
「友達と一緒にやるドラクエって、楽しいね」
子供のように微笑む彼。私より何倍もでかい体をして、子供っぽいこと言うんだからなんて、あのときは思ったけれど。でも不思議と居心地がよかったんだ。そんなこーてん君と、今戦ってる。こんな強いボスを倒すために、一緒に。
倒れた私の元に、とても真剣な顔で、息急き走ってきて蘇生してくれるこーてん君と目が合うと、私は少し笑ってしまった。そして再び拳に力を込めた。
こーてん君に勝利を。そして私自身にも、勝利を。
ドラクエを始めて、初めてこんなに頑張って準備したボス戦だもの。この私が頑張ったんだ、その努力は報われなきゃ、ね。
強く床を蹴ると、今や赤い文字となったバズズに、私はありったけのタイガークローをぶち込んでやった。
そして、バズズは、倒れた。
苦悶とともに、そして解き放たれる喜びと共に。
轟音と、圧倒的な量の光の奔流が、薄暗い部屋を照らした後、
4人は静まりかえった部屋の中に、立ちすくんでいた。
「うおおおおおおおお!!」
叫ぶプラン。やったね、と微笑むレオ、そしてイコプ。
こーてんは信じられない、といった面持ちで、まだ杖を握りしめていた。
プランはこーてんの肩をドンと叩くと、部屋の奥にいつのまにか鎮座している、赤い宝箱を見やった。
「あけてくれ、こーてん君」
いいの?という表情を浮かべるこーてんに、3人はうんうんと頷いた。
ゆっくりと宝箱に近づくこーてん。
宝箱が、開いた。
こーてん君は動かなかった。
そして何も言わなかった。
ただ宝箱を開いたままの姿勢で、固まっていた。
せ、聖水がよほどショックだったかな。
心配になって宝箱をあける、残りの3人。
結果じゃない。
指輪よりも、大切な思い出を手に入れたから。
でもやっぱり、嬉しかった。
こーてん君とレオの指に、キラリと嬉しそうに光るソーサリーリングが、思い出を形に残してくれたみたいだった。
押してケロぉ!
おまけ
その後連戦でアトラスも行きましょうとなりまして
次の戦いに備えて身支度する二人
イコプ「パフパフッwおけしょうww」
プラン「ちゃぷちゃぷwwちゃぷちゃぷww」
レオ「はよ」
イコプ「ぶーふぁっふぁ仏陀ww仏陀っっw」
プラン「じーざすwwwきりすとwww」
レオ「はよ」
そしたらまさかのトルネコですよ。
こーてん君のリアル僧侶ラック半端ないマジで半端ない。
レオ「デブはよ」
プラン「えっデブって俺のこと?怒った」
プランがふてくされたので記念写真には入りませんでした。
プラン「やっぱいれてよぉ」
寂しかったようです
そしてアトラスも撃破。
最後に、みんなで海に向かってはしりました。
うえーい!!
水着水着ーうえーい!!
わっしょーい!入れねー!!!まあいいよねー!おつかれさーん!!!!
おまけ2
思い出がMP1に変わった瞬間
如来の出世には甚だ値ひがたし
無量億劫の時に一遇なり
諸の難処を離れて衆会に適け
ただ仏世尊のみ能く時に応じたまふ
(華厳経)
暮れ泥む夕暮れ。
太陽が名残惜しそうに海面上に揺蕩っていた。
東を向けば、静かな畏怖をもって世界を覆い隠すように、夜が顔をもたげる。
昼の喧騒は湿り気を帯びた夜のそれに変わりつつあるラッカランの駅前で、私は薄れゆく陽光を頼りに一通の手紙を手に取った。紅色に滲む手紙には、精緻な筆で、シンプルにこう記されている。
「 25サーバー、ガートラント城、炎の玉座の前で待つ。 レオ 」
女性らしい細い達筆に、しかし一切の迷いは感じられなかった。叩き付けるような黒い文字。強い意志が薄い紙の合間に圧縮され、じんわりと刻み込まれているようだ。
私は手紙を懐にしまうと、大きく空気を肺に吸い込んだ。
否応無しに高まる鼓動を抑えるように、胸に手を当て、目を閉じる。
「約束の時だ」
私はゆっくりと目をあけると、振り返り、静かに蒸気を上げる汽車を見上げた。
一瞬とも言える幾ばくの後、ガートラント城についた。
思いがよぎる。なんで誘っておいて石を作ってくれないんだろう?
そんな邪念が脳裏を掠めるが、ボクシングチャンピオンクラスのヘッドバンキングでその思いを避ける。むろん心象風景だ。私は思考をなるたけ止めるように、指定の場所に急いだ。
果たして、彼女はいた。
威風堂々と、そこに立っていた。
肩書きを調整することで成り立つ、斜の構え。
隙を一切と排除したその構えは、古代ガートラントの王族にのみ継承を許された「天後の構え」と言われているとはまさに今私が作った話である。
しかししかし実に堂々たる出で立ちだ。惜しむらくはその右側のあますことなくその肌を露出させた全裸のモヒカン(無関係の人)の存在感があまりにも強く、となりに立つレオが何だかアホの子みたいに見えるというというかむしろレオずっとその格好でそこで待ってたのねごめんね待たせてごめんねちょっと迷宮とか行っててごめんねと謝っておいた心の中で全力で謝っておいた。
歩み寄ると、レオはその燃える双眸を少しだけ緩めると、言った。
「行こう、私の家の前でこーてん君を待とう」
私は瞬間「あれっなんでこの人こんなとこに呼び出しておいていきなり家に戻るのかなもしかして凄いバカなのかな」と邪な考えが脳裏をよぎったが、もちろんそれは口に出さないでおく。当然これはゲームなので画面の前でいきなりしゃべりだしたらかなりの末期の状態ですからねそれは口に出さないでキーボードで上記の旨を伝えることにしました。するとレオは「ツメスキルを全部短剣にふり直そうかと思ったけどぎりぎりで我慢した」ともうちょっと常人には理解できない発言だったので諦めて「とりあえずこーてん君くるまでオシャレしようメギストリス行こう」と伝える。
「なんでメギストリスなの?」
「オシャレの町だよね」
「確かに」
私は気づくと、町の北東部に位置するメギストリスの繁華街に居た。
華やかな極彩色に身を包む若い女性達の群れ。そんな雑踏をかきわけるように進む私とレオ。
華美に酔いしれる溶けた視線に、鋭く重い我々の視線が絡み合うと、彼らは少し怯えたように目をそらした。
私たちは散髪屋の前に立った。今から始まる、絶対に負けられない戦い。我々の中での聖戦。その戦いにあいふさわしい礼節を、体をもって体現しなくてはなるまい。おねーちゃん!カタログみせて!
試行の末、果たして、完成した。
一人の、僧侶が、アストルティアに、
本当の意味で生まれ落ちた瞬間だった。
ゴータマ・イコプ・シッダールタの誕生である。
黒くつややかな髪は、しかし何にも頓着を示すことなく、無造作に束ねられる。
それはまさに仏の言う「執着に捕われない心」を体現しているよう。
遠くを見つめるその視線の先には、完全に涅槃があるのであった。
これが仏になるということか。圧倒的な使命感がコンコンと心に湧き出てくる。
仏の意志を伝えよう。
帰命せよ。ただ、我の言葉に従い、帰命せよ・・・とチームに伝える。
仏の突然の出然に動揺を隠せないチーム。
無理も無いことだ。俗世と涅槃は余りにもかけ離れているから。
しかしこの一遇をいつかは最上のことと感じてくれる日が来るに違いなかろうとそっとしておくことにする。
さて、レオはどうなったかと気にしてみる。
「イコプみてこの目」
「見た」
「良くない?気に入った」
「はあ」
まったく理解できなかったので早くこーてん君きてくれ早く早くこーてん君きてくれと念を唱えていた
きてくれた。
そして役者が集った。
僧侶二人、そして武闘家二人の構成だ。
そう、我々はこれから、悪猿、バズズに戦いを挑むのだ。
レオとこーてん君は、この日のために、様々な準備をしてくれた。
スキルを揃えたり、HPパッシブをとりにいったり、装備を集めたり。
凄く大変だっただろうと思う。
絶対に、負けられない。
最終確認をした。
イオグランテは避ける、バギムーチョは離れる、などプランからの最終チェックが入る。
気づけば、朝を迎えていた。
あの日の出を、勝利に変えよう。
準備はいいか
ととのってござる
たかがゲーム、されどゲーム。
しかし手に汗を握るほどの緊張感は、現実の世界でもそうそう無い。
私はぐっと汗を拭うと、コントローラーを握りしめる。
プランが言った。
「レオどのが当たってくれ」
でも、慣れてる人が、と戸惑うレオに、「二人が主役だから」とでも言わんばかりで微笑むプラン。
私は小さく親指を立て、こーてん君はうなずき、唇を噛み締めると、杖を構える。
そんな3人を交互に見つめると、レオはキッと前を向いた。
この日のために用意したツメを構え、小さく強く息を吐くと、バズズ、その懐に飛び込んでいったのだった。
続く。
押してケロ
無量億劫の時に一遇なり
諸の難処を離れて衆会に適け
ただ仏世尊のみ能く時に応じたまふ
(華厳経)
暮れ泥む夕暮れ。
太陽が名残惜しそうに海面上に揺蕩っていた。
東を向けば、静かな畏怖をもって世界を覆い隠すように、夜が顔をもたげる。
昼の喧騒は湿り気を帯びた夜のそれに変わりつつあるラッカランの駅前で、私は薄れゆく陽光を頼りに一通の手紙を手に取った。紅色に滲む手紙には、精緻な筆で、シンプルにこう記されている。
「 25サーバー、ガートラント城、炎の玉座の前で待つ。 レオ 」
女性らしい細い達筆に、しかし一切の迷いは感じられなかった。叩き付けるような黒い文字。強い意志が薄い紙の合間に圧縮され、じんわりと刻み込まれているようだ。
私は手紙を懐にしまうと、大きく空気を肺に吸い込んだ。
否応無しに高まる鼓動を抑えるように、胸に手を当て、目を閉じる。
「約束の時だ」
私はゆっくりと目をあけると、振り返り、静かに蒸気を上げる汽車を見上げた。
一瞬とも言える幾ばくの後、ガートラント城についた。
思いがよぎる。なんで誘っておいて石を作ってくれないんだろう?
そんな邪念が脳裏を掠めるが、ボクシングチャンピオンクラスのヘッドバンキングでその思いを避ける。むろん心象風景だ。私は思考をなるたけ止めるように、指定の場所に急いだ。
果たして、彼女はいた。
威風堂々と、そこに立っていた。
肩書きを調整することで成り立つ、斜の構え。
隙を一切と排除したその構えは、古代ガートラントの王族にのみ継承を許された「天後の構え」と言われているとはまさに今私が作った話である。
しかししかし実に堂々たる出で立ちだ。惜しむらくはその右側のあますことなくその肌を露出させた全裸のモヒカン(無関係の人)の存在感があまりにも強く、となりに立つレオが何だかアホの子みたいに見えるというというかむしろレオずっとその格好でそこで待ってたのねごめんね待たせてごめんねちょっと迷宮とか行っててごめんねと謝っておいた心の中で全力で謝っておいた。
歩み寄ると、レオはその燃える双眸を少しだけ緩めると、言った。
「行こう、私の家の前でこーてん君を待とう」
私は瞬間「あれっなんでこの人こんなとこに呼び出しておいていきなり家に戻るのかなもしかして凄いバカなのかな」と邪な考えが脳裏をよぎったが、もちろんそれは口に出さないでおく。当然これはゲームなので画面の前でいきなりしゃべりだしたらかなりの末期の状態ですからねそれは口に出さないでキーボードで上記の旨を伝えることにしました。するとレオは「ツメスキルを全部短剣にふり直そうかと思ったけどぎりぎりで我慢した」ともうちょっと常人には理解できない発言だったので諦めて「とりあえずこーてん君くるまでオシャレしようメギストリス行こう」と伝える。
「なんでメギストリスなの?」
「オシャレの町だよね」
「確かに」
私は気づくと、町の北東部に位置するメギストリスの繁華街に居た。
華やかな極彩色に身を包む若い女性達の群れ。そんな雑踏をかきわけるように進む私とレオ。
華美に酔いしれる溶けた視線に、鋭く重い我々の視線が絡み合うと、彼らは少し怯えたように目をそらした。
私たちは散髪屋の前に立った。今から始まる、絶対に負けられない戦い。我々の中での聖戦。その戦いにあいふさわしい礼節を、体をもって体現しなくてはなるまい。おねーちゃん!カタログみせて!
試行の末、果たして、完成した。
一人の、僧侶が、アストルティアに、
本当の意味で生まれ落ちた瞬間だった。
ゴータマ・イコプ・シッダールタの誕生である。
黒くつややかな髪は、しかし何にも頓着を示すことなく、無造作に束ねられる。
それはまさに仏の言う「執着に捕われない心」を体現しているよう。
遠くを見つめるその視線の先には、完全に涅槃があるのであった。
これが仏になるということか。圧倒的な使命感がコンコンと心に湧き出てくる。
仏の意志を伝えよう。
帰命せよ。ただ、我の言葉に従い、帰命せよ・・・とチームに伝える。
仏の突然の出然に動揺を隠せないチーム。
無理も無いことだ。俗世と涅槃は余りにもかけ離れているから。
しかしこの一遇をいつかは最上のことと感じてくれる日が来るに違いなかろうとそっとしておくことにする。
さて、レオはどうなったかと気にしてみる。
「イコプみてこの目」
「見た」
「良くない?気に入った」
「はあ」
まったく理解できなかったので早くこーてん君きてくれ早く早くこーてん君きてくれと念を唱えていた
きてくれた。
そして役者が集った。
僧侶二人、そして武闘家二人の構成だ。
そう、我々はこれから、悪猿、バズズに戦いを挑むのだ。
レオとこーてん君は、この日のために、様々な準備をしてくれた。
スキルを揃えたり、HPパッシブをとりにいったり、装備を集めたり。
凄く大変だっただろうと思う。
絶対に、負けられない。
最終確認をした。
イオグランテは避ける、バギムーチョは離れる、などプランからの最終チェックが入る。
気づけば、朝を迎えていた。
あの日の出を、勝利に変えよう。
準備はいいか
ととのってござる
たかがゲーム、されどゲーム。
しかし手に汗を握るほどの緊張感は、現実の世界でもそうそう無い。
私はぐっと汗を拭うと、コントローラーを握りしめる。
プランが言った。
「レオどのが当たってくれ」
でも、慣れてる人が、と戸惑うレオに、「二人が主役だから」とでも言わんばかりで微笑むプラン。
私は小さく親指を立て、こーてん君はうなずき、唇を噛み締めると、杖を構える。
そんな3人を交互に見つめると、レオはキッと前を向いた。
この日のために用意したツメを構え、小さく強く息を吐くと、バズズ、その懐に飛び込んでいったのだった。
続く。
押してケロ
テンション超絶高いフレンドのレオ。
れでぃこ、ですの、レオの3人娘は俺のフレンドの中でテンション高すぎ3人娘と勝手に決めています。
そんなレオさんは今度一緒にバズズに行くことになりまして、最近超絶レベル上げにいそしんでいます。普段はハチャメチャな感じな奴だけど健気な一面も持ってんのやホロリ。ということでレベル上げに必死になるあまり彼女がまさかの野良パーティに入ったとか言い出しました。
色々アドバイスした結果結局無理だったようです。レオさんよーしよしよしよくがんばったよーしよしよし辛かったな高い高ーい
ということでバザックスに行く事になりました。
初めて玉給10万越えました。バザックスってなんか大変そうというイメージでイーターが好きだったんですけど、ウマウマですねこれ凄いびっくりした。
そしてその勢いでベリアルにいくことにしました。
しかしその時は3人しかいませんでしたので僧侶フジコを召還することにしました。
何も知らせず召還。
初対面の方とボスに行く時は緊張しますよね。
コスポミレイジュを舐められちゃあいけないとフジコと作戦を練っておきます。
まさに万全
ベリアルを前にして円陣を組む我々。
部活っぽく行こう、とかけ声を作ることにしました。
私が用意した台本がこちら。
ちい「青春の風が!」
レオ「今私たちに!」
フジコ「私たちの力が!」
イコプ「今仲間とともに!」
ちい「青春していくよ!」
皆「はーい!」
ということでかけ声本番
全然台本と違うひどい というか動画まで取る必要あったのかこれ
そしてベリアルは普通に撃破できました。
誰が一番始めに宝箱あける?という話になります。
こういうときは一番運の良さそうな人があけるべきでしょう。
確認中のフジコ
崩れ落ちるフジコ
さて、そういうことなら連戦に行きましょう!
ということになりましたが、手違いで
俺とちいさんはそのまま次の迷宮へ
レオとフジコは一旦迷宮の外へ
と別れてしまったので、レオとフジコも一回迷宮をやってきて時間をつぶすことになりました。
し、しかしレオとフジコの組み合わせには何かそこはかとない不安を覚えます。
超絶ハイテンションのレオ、普段迷宮では「誰も傷つけたくない」と見逃すしかしないフジコ。
果たして野良の方も混じる迷宮でまともにやってこれるのだろうか。
そこはかとなく探りを入れます。
うまくやれてる?
もちろん、とだけ返事があったそうです
あかん完全に浮いてるわレオ
そして先に俺とちいコンビが終わりまして、外で待ってたところ。
ぜいぜい肩を揺らしながら黄色文字になったフジコとレオが出てきました。
えっ まさか えっ?
ガニラスだったそうです
さてその後も何度か連戦するもまったく銀ロザの出る気配なく。
一旦終了となりました。
再開の約束をして、休憩。
起きたら朝でした。
おまけ
それいけうちのフレ あおにゃん
イコプ「あおにゃんだよー!」
あおにゃん「あおにゃんだよー!」
とひとしきりしまして
仲良しです
クリックすると貴方に幸せが訪れます。
高い壷を買うのと同じくらいの効果があります。
れでぃこ、ですの、レオの3人娘は俺のフレンドの中でテンション高すぎ3人娘と勝手に決めています。
そんなレオさんは今度一緒にバズズに行くことになりまして、最近超絶レベル上げにいそしんでいます。普段はハチャメチャな感じな奴だけど健気な一面も持ってんのやホロリ。ということでレベル上げに必死になるあまり彼女がまさかの野良パーティに入ったとか言い出しました。
色々アドバイスした結果結局無理だったようです。レオさんよーしよしよしよくがんばったよーしよしよし辛かったな高い高ーい
ということでバザックスに行く事になりました。
初めて玉給10万越えました。バザックスってなんか大変そうというイメージでイーターが好きだったんですけど、ウマウマですねこれ凄いびっくりした。
そしてその勢いでベリアルにいくことにしました。
しかしその時は3人しかいませんでしたので僧侶フジコを召還することにしました。
何も知らせず召還。
初対面の方とボスに行く時は緊張しますよね。
コスポミレイジュを舐められちゃあいけないとフジコと作戦を練っておきます。
まさに万全
ベリアルを前にして円陣を組む我々。
部活っぽく行こう、とかけ声を作ることにしました。
私が用意した台本がこちら。
ちい「青春の風が!」
レオ「今私たちに!」
フジコ「私たちの力が!」
イコプ「今仲間とともに!」
ちい「青春していくよ!」
皆「はーい!」
ということでかけ声本番
全然台本と違うひどい というか動画まで取る必要あったのかこれ
そしてベリアルは普通に撃破できました。
誰が一番始めに宝箱あける?という話になります。
こういうときは一番運の良さそうな人があけるべきでしょう。
確認中のフジコ
崩れ落ちるフジコ
さて、そういうことなら連戦に行きましょう!
ということになりましたが、手違いで
俺とちいさんはそのまま次の迷宮へ
レオとフジコは一旦迷宮の外へ
と別れてしまったので、レオとフジコも一回迷宮をやってきて時間をつぶすことになりました。
し、しかしレオとフジコの組み合わせには何かそこはかとない不安を覚えます。
超絶ハイテンションのレオ、普段迷宮では「誰も傷つけたくない」と見逃すしかしないフジコ。
果たして野良の方も混じる迷宮でまともにやってこれるのだろうか。
そこはかとなく探りを入れます。
うまくやれてる?
もちろん、とだけ返事があったそうです
あかん完全に浮いてるわレオ
そして先に俺とちいコンビが終わりまして、外で待ってたところ。
ぜいぜい肩を揺らしながら黄色文字になったフジコとレオが出てきました。
えっ まさか えっ?
ガニラスだったそうです
さてその後も何度か連戦するもまったく銀ロザの出る気配なく。
一旦終了となりました。
再開の約束をして、休憩。
起きたら朝でした。
おまけ
それいけうちのフレ あおにゃん
イコプ「あおにゃんだよー!」
あおにゃん「あおにゃんだよー!」
とひとしきりしまして
仲良しです
クリックすると貴方に幸せが訪れます。
高い壷を買うのと同じくらいの効果があります。